101話 ページ7
ペ「それじゃあみんな、今のうちに忘れ物はないか確認しておいてくれ!」
皆「はーい!」
わたし達は朝早くに起きたあと、昼にはアジトに帰るので軽い朝食を食べて自分達の荷物を入口付近にまとめて置いた
小「Aちゃん、忘れ物はない?」
「はい! 大丈夫ですよ」
小「そう…ならいいわ」ジロリ
飛「言っとくがオレはなんも盗ってねぇかんな、
まずオレにはそんな趣味はねぇんだよ!」
「そうですよ、飛段お兄ちゃんは何もしてません! だって、湖で遊ぶときやお酒を飲むとき以外は部屋に戻ってませんし!」
わたしは飛段お兄ちゃんをフォローした、すると…
やっと小南さんは折れてくれた
小「はぁ…もうアナタのことを疑わないわ A
ちゃんはアナタのことを信頼してるわけだしね…」
そう言って小南さんはわたしの頭を優しく撫でて
ギュッと抱きしめる
飛「ふぅん…ま、いいけどよ」
飛段お兄ちゃんは黙々と荷物整理を始めた
「あの…小南さん?」
抱きしめられたままで全然荷物整理が出来ない
すると…
小「あ! そうそう前々から思ってたんだけど、わたしのことも敬語はいらないからね! あと…」
「? あと、なんですか?」
なぜか顔を赤くして、こう言った
小「わたしのことも…お姉ちゃんって呼んでくれない?」
「へ?」
これを隣で聞いていた飛段お兄ちゃんが大笑いした
飛「ギャハハハハッ! お前、それが言いたくて
こっちに来たのかよ! お前も結構カワイイとこあん
なぁ! 」
その瞬間、小南さんの袖から出てきた大量の紙が
飛段お兄ちゃんの顔を覆い尽くす
飛「〜っ〜!〜っ〜っ!」
「お、お兄ちゃん!?」
小「ダメ…かしら?」
「わ、わかりましたから、早く剥がしてあげてください!」
小「うん、ありがとう! 呼ぶときは無理しなくても
ゆっくりでいいからね!」
そう言ってウキウキしながら、紙を剥がして 自分の荷物を持って外に出た
飛「あの野郎…ぜってぇ仕返ししてやる…」
「大丈夫?」
飛「あぁ、それより早く行こうぜ! たぶん最後はオレらだろうし」
「うん!」
外に出るとみんな準備が終わっていて やっぱり
わたし達が最後のようだ
ト「あ! 来ましたよ!」
デ「やっと来たかぁ! 待ってたぜ うん」
「ごめんなさい! 遅れました」
そう言ってデイダラさんのトリに乗り
ペ「よし、デイダラ!」
デ「おう! それじゃぁ、行くぜ! うん」
こうしてわたし達は思い出の詰まった湖をあとにして、アジトに帰った
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時