139話 ページ47
「もうッ! ほんっっとに信じらんない!」モグモグ
オ「おいおい…あまり食べ過ぎるなよ?」
「こんなの食べずにはいられないよ!」
わたしは今、オビトと一緒に居酒屋さんで外食をしている それもこれも飛段お兄ちゃんとデイダラさんのせいだ
オ「そろそろ機嫌直せよ 飛段はともかくデイダラの奴は飛段を一応止めてたらしいからな(飛段の奴は細切れにされて危うくミンチになるところだったがなま、自業自得だ…)」ゴクり
オビトはそう言ってホッケを肴にお酒を嗜んでいた
「それはわかってるけど、もっとこう…ちゃんと止めてほしかったの! お兄さん! 焼き鳥盛り合わせと串カツ盛り合わせ追加!」
店員「はぁーい!」
オ「お前なぁ…」
オビトはお面で隠れてはいるけど呆れ顔をしていることがわかる
「ていうか、オビトこそご飯の時くらいお面取ったら? 今日はわたし達だけなんだし」
オ「そういう訳にはいかないな…オレの顔はあまり人に見せたくないんだ…」
「オビト…」
そうだ…この人は暁の黒幕として暗躍している なのにみすみす顔を晒すようなマネはできるわけがない
それでもわたしはあなたの笑った顔が好きだ
オ「なら…今度一緒にメシを喰いに行く時はオレの行きつ」
店員「お待たせしましたぁ! 焼き鳥盛り合わせと串カツ盛り合わせでございます!」
オビトがなにか言いかけた時頼んだ料理が出てきて話が飛んだ
「うっはぁー! 美味しそう! あ…オビト何か言った?」
オ「いや…なんでもない ていうか、多いな…本当にこれ全部食うのか?」
まるで某月曜日番組のギャル〇根さんが食べるような量の串カツと焼き鳥が出てきた
「そんなわけないじゃん! 半分はオビトだよ! オビトさっきからお酒とホッケだけだし」
オ「は、半分!? いや…それでも結構あるぞ…それにお前さっきまで」
「いっただっきまーす!」モグパク
オ「…い、いただきます」パク
〜〜三十分後〜〜
「おいしかった〜! もうおなかいっぱい!」ゲフ
オ「…ウ……もう…食えん…」ぐったり
「アハハハ それじゃ帰ろっか」
わたしはコップを持ち、残ったジュースを一気に飲み干した
オ「そ、そうだな…機嫌も良くなったし…行くか
ん? あれ? オレの酒は…」
「どぉしたのぉ? オビトぉ〜」フラフラ
オ「お、おい! A、もしかしてオレのカクテル飲んだのか!」
どうやらわたしは間違えてオビトのお酒を飲んでしまったようだ
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時