134話 ページ40
イ「とりあえず、外に出ようか」
イタチさんの言葉にナルトくんは素直に従った
鬼「ちょろちょろ動きまわられても面倒ですし、縛っておきますか?」
「それならすぐにわたしの術で…」
そのとき、わたし達の背後に気配を感じたのでそちらを振り向く
「……サスケくん」
そこに居たのはサスケくんだった
サス「A! なんでお前がこ…こに…」
サスケくんの視線がわたしからゆっくりと離れてイタチさんの方に向かう
イ「久しぶりだな…サスケ…」
サス「うちは…イタチ」ギラッ
サスケくんはイタチさんを睨みつけた その顔からは怒りと憎悪を感じる
『最悪の展開…まさかサスケくんがここに来るとは思わなかった』
鬼「ほぉ…写輪眼 それもイタチさんのと似ている 何者ですか?」
イ「俺の…弟だ…」
鬼「おや? うちは一族は皆、あなたが殺したと聞いていましたが?」
その質問に答えず、イタチさんはサスケくんと向き合う
サス「アンタの言ったとおり、オレは今までアンタを憎み、恨み、そして殺すためだけにオレは、生きてきた!」バリッ バチバチ
ナ「サスケ!」
サスケくんの手から雷のようなチャクラが眩く光っている カカシさんの雷切と同じ
「あの術は! カカシさんの!」
イ「千鳥?…」
サス「イタァチィィィイ!!」
サスケくんは壁を削りながらイタチさんに飛びかかる
しかし、イタチさんはその攻撃を簡単に防いだ
鬼「さすがはイタチさん…ん?」
今度はナルトくんの方から禍々しいチャクラを感じる
鬼「なるほどぉ…これが九尾のチャクラですか なんとも禍々しいですねぇ」
ナ「口寄せの」ピタッ
「惜しかったね、ナルトくん」
わたしはナルトくんの背後に回り首筋に刀を添える
「あまり、抵抗しないで」
ナ「A…なんで…」
サス「ナルト! クッ…離せ!」
イ「邪魔だ」ボキッ
サス「がぁぁぁああ!」
イタチさんはサスケくんの左腕を折り、ナルトくんの方へ向き直る
イ「これ以上の長居は危険だ、早く連れていくぞ A」
「うん」
わたしが印を結ぼうとしたそのとき
ボンッ! と音と同時にわたしの後ろから煙が立ち込める
「!?」
そして後ろから声が聞こえてきた
自「お前さん達、ワシのことを知らなさ過ぎじゃのォ 男、自来也 女に口説かれるより口説き落とす方がめっぽう得意ってなァ」
そこに居たのは、紛れも無い自来也さんだった
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年9月14日 19時