85話 ページ40
晩御飯を食べ終えて、お風呂に入っては眠ろうとしたけど…
飛「グゴォォォオ…グガァァァア…」Zzz
『う、うるさくて…眠れない…』
飛段お兄ちゃんのいびきが部屋中に響いて
眠れなかった 耳を塞いでも聞こえてくる
だからわたしはこっそり外に出ていった
「うーん…なにしようかなぁ…あ、そうだ!」
『おーい、龍神様!』
アマ『んん? まだ寝てなかったのか…』
『はい…ちょっと、眠れなかったので
それより、 湖に着いたら術を教えてくれるって約束でしたよね?』
アマ『何もこんな遅くに…まぁ良い … では術を教えよう…これらの術は狩竜眼で使うことができる じゃが、練習は明日にしろ 良いな? 』
『はい! お願いします!』
アマ『お主に教える術はふたつ まずは「竜遁・
嵐鬼流(ランキリュウ)」じゃ』
『嵐鬼流? 風を使うんですか?』
アマ『確かに、風の術と似ておるが…この術は自分の周りに暴風を呼ぶんじゃ』
『自分の周りに暴風を?』
アマ『さよう、己のチャクラを暴風に変え それを自在に操りワシは空を飛んでおるのじゃ』
『空を飛べるんですか!?』
アマ『それだけではないぞ、暴風に練ったチャクラが多ければどんなものも吹き飛ばしてしまう 言わば暴風の鎧なのじゃ』
『すごいですね! その術!』
アマ『しかし、ワシの場合は身体が大きいゆえに暴風に練ったチャクラが膨大でまさに嵐の如く周りに被害が出てしまう…』
『そうなんですか…だから世界を壊しかねないものなんですね…』
アマ『そうじゃ、それにこれはチャクラを多く消費する 戦いではあまり無闇には使えんぞ』
『はい、わかりました それで、もうひとつは術はなんですか?』
アマ『…もうひとつは…嵐鬼流を習得したら教えよう…』
『え、どうしてですか?』
アマ『この術こそが…世界と自分を壊しかねない恐ろしい術なのじゃ…実際に昔 アマツマ一族でこれを使った者はその力に耐え切れずに…死んだ』
『……』
アマ『その術の名は…「龍滅光(リュウメツコウ)」…龍を滅する光…』
『龍を…滅する…それってつまり…』
アマ『いかにも、ワシら龍を殺すためにワシと同じ龍が作った術じゃ…』
『龍神様と同じって…どうしてそんなことを…』
アマ『それは…今は言えぬ…そろそろ寝ろ…
明日の修行に響く…』
『はい…おやすみなさい…』
わたしは重いものを引きずる気持ちで部屋に戻った
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神城マリア(プロフ) - 80話がないです (2019年10月9日 2時) (レス) id: 72d54c6370 (このIDを非表示/違反報告)
神城マリア(プロフ) - 70話もないのですがやっぱり非表示になっているのですか? (2019年10月9日 2時) (レス) id: 72d54c6370 (このIDを非表示/違反報告)
神城マリア(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!あとですね、57話がないのですが非表示になっているのでは? (2019年10月9日 2時) (レス) id: 72d54c6370 (このIDを非表示/違反報告)
キキョウ(プロフ) - 面白いですね(^○^) (2019年9月2日 2時) (レス) id: 78831db6d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:溝呂木 | 作成日時:2019年8月25日 20時