＊エピソード35 ページ36
P√といえば平和的解決。
…つまり自己を犠牲にしてでも、相手を決してコロしてはいけないと言う事。
とりあえず光AUからどんどんと色んなAUと仲良くなろう…。
本家の方じゃみんなと仲良くなっていたから。
闇AUが最難関だから最後に残すか…早めに攻略してしまうかだな。どうしよう…。
物思いに耽りながらぶらぶらと歩いていると、ザッザッという音がした。
エンカウントだ。モンスターはいないはずだが…。
「よぉ。元気にしてるかA。」
「誰かと思ったらマスタードか。」
二周目でも仲良くなった彼とは定期的に会っている。
なんだかんだでそこそこ仲がいい。
「帰る段取りがついたって聞いたんだが。」
「方法が見つかったってだけでまだ帰れないよ？w」
そうなのか、と興味なさそうな反応を返してくるマスタード。
おあいにく様、こちらはこの世界をクリアする必要がある。
本家の主人公もこんな気持ちだったんだろうか。
先の見えない不透明さを感じていたのだろうか。考えても仕方のない事だが。
「_____い…_おいA、聞いてんのか？」
「…ぁ…ごめん、考え事してた。なんて…？」
「はー、ったくしっかりしろよ。知らねー世界で不安なんだろーけどよ。」
全くもってその通りだ…焦っても何にもならない。しっかりしよう。
「とにかく、どうやって帰れんのか教えてくれ。
…気が乗れば手伝ってやんよ。」
「ありがとうマスタード。帰り方はいたって単純…。この世界をクリアする事…。
N√以外で。」
凍りつく空気。訝しげな視線。…疑いが私に突き刺さった。
「A、お前のことはある程度信用してる。」
「…うん。」
「もちろんP√でクリアするつもりなんだろ？」
当たり前だと伝えるためにしっかりと彼の言葉に頷く。
「まぁ、だよな。
…俺が心配してんのはテメェのことだよ。」
「は？」
「焦りすぎだ。ばーか。」
デコピンをかまされうっ、と呻く。HPが0.01減ったがすぐ回復する。
「いいか？焦るな。着実に進め。
セーブもロードも便利だが、A。そいつはお前をいつかきっと壊すぞ。」
いつもふざけたやつだがさすがは本家の派生。曲がりなりにも「Sans」ってことか。
「ご忠告どうも。覚えておくよ。
珍しいね、いつもふざけてるのに。」
「顔に書いてあんだよ、焦ってますーってな。」
ほんとに彼は弟狂いのマスタードか？？？？？？？？
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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小波優凛(プロフ) - リナさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2022年9月6日 13時) (
レス) id: ee7bb1b218 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - めっちゃ好きです！頑張ってください!!!!ﾚ!!! (2022年9月6日 13時) (レス) @page32 id: 1d4856d0dd (このIDを非表示/違反報告)
小波優凛(プロフ) - EDDさん» ありがとうございます！励みになります！！ (2022年7月27日 14時) (レス) id: ee7bb1b218 (このIDを非表示/違反報告)
EDD - 好きだわぁ…………更新頑張ってくださいね!! (2022年7月27日 9時) (レス) @page21 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小波優凛 | 作成日時：2022年6月8日 22時
