＊エピソード19 ページ20
星が見えた。私のいた世界よりずっと綺麗に見えるのは、街灯の灯りが控えめなせいだろう。久しぶりに綺麗な星を見て、絶対に元いた世界に帰ると決意が湧いた気がした。
「いつきてもここの星は綺麗だー！」
「心が洗われる気がする…。」
「heh…。これが見れないなんて他のAUは残念だな。」
そう、今喋ったのはアスターサンズ。インクのポータルミスで、彼の目の前に出てきてしまったのだ。よかった点としては周りに誰もいなかったことだけど。
「にしても、まさかplayerが降ってくるなんて誰も思わねーよな。仕方なしだぜ。」
そしてこのアウターサンズ。とても寛大なお心持をされているのである。泣きそう。
「私も落ちたくて落ちてきたわけじゃないんですけどね。よければ今にでも帰りたいですよ。そういえば、アウターさんは私を敵視しないんですね。」
「だってお前さんはG√playerじゃないんだろ？オイラが敵対する理由はないさ。平和が1番。」
マスタードとは大違いだ。どのAUもこんな感じだったら良いのに。
「よお、インク。AU飛び回って何してんだ？humanなんか連れて。」
ノイズの効いた聞いたことのない声がした。反射的に体がこわばって振り向けなかった。
「何しにきたの。」
「いや何、お前が何してるか気になっただけさ。」
「…オイラ退散するぜ。ここ壊さないでくれよ…。」
アウターサンズはそそくさと帰ってしまった。すまんと言って。
「君は気になっただけじゃAUに降りてこないじゃないか。」
「そんなことないと思うがなぁ？少なくとも、お前より気まぐれじゃないつもりだが？」
いやめっちゃシリアス。離れとこ…。
「おっと、どこ行こうとしてるんだ？human？」
呼びかけられて振り向けば、見たことのある姿がそこにあった。
「エラー…サンズ。」
AUの破壊者。インクの対になっている存在…。ノイズのかかった声で薄々気づいてはいたけど、やっぱりか。1番とは言わないけど、会いたくなかった。
「へぇ、俺のこと知ってるのか。博識だなぁ？さては、お前playerか。」
そういって真顔で見つめてくるエラーサンズ。後ろに足を引くこともできない。待って普通に怖すぎる！なんでこんなことになってんの！？
「Aちゃんに手出さないでくれる？光AUで預かってるんだ。」
「ほーぅ？playerをねぇ。なかなか変わった趣味してんなぁ？」
火花が散っているが、お願いだから私を巻き込まないでほしい。仕方のないことだとしても…。
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小波優凛(プロフ) - リナさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2022年9月6日 13時) (
レス) id: ee7bb1b218 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - めっちゃ好きです！頑張ってください!!!!ﾚ!!! (2022年9月6日 13時) (レス) @page32 id: 1d4856d0dd (このIDを非表示/違反報告)
小波優凛(プロフ) - EDDさん» ありがとうございます！励みになります！！ (2022年7月27日 14時) (レス) id: ee7bb1b218 (このIDを非表示/違反報告)
EDD - 好きだわぁ…………更新頑張ってくださいね!! (2022年7月27日 9時) (レス) @page21 id: 1e11c6997e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小波優凛 | 作成日時：2022年6月8日 22時
