UB少女【ポケモンサンムーン】 (ページ8)

今日:10 hit、昨日:21 hit、合計:107,705 hit

マラサダ！アマサダ！ページ8

？「んー！おいしー！」

「…」

結局奢ってもらってしまった。

目のまえのマラサダに目をやる。

お、おいしそう。

『がう？』

『ブイ…？』

？「ほらー美味しいから大丈夫だよ～。君も食べてみなよ。」

２匹も私が食べないから心配しているらしい。

「じゃ、じゃあ。」

ぱくっ

「！！お、おいしぃ…」

そう呟くと２匹も食べ始めた。

？「やっと笑ったー。あ、遅れたけど、俺ハウだよー。」

私笑ってたんだ。

「あ、（人1）っていいます。」

ハウ「（人1）はさーどっから来たのー？」

「へ？」

ハウ「色白だし、あんま見ない顔だなーって。」

ハウさんはよく人のこと見てるのかな？

「じつは、エーテルパラダイスから来たんです。」

ハウ「えぇーーー！？」

「ちょ、ここ店内ですよ。」

まわりの人がくすくすと笑いながらこちらを見てくる。

ハウ「俺、そこに乗り込んだときあるよー！でも（人1）いなかった！」

「のり、こんだ…？」

ハウ「うん！ルザミーネさんとかリーリエとか！いろいろあったよ！」

「！！」

ルザミーネさん

私を実験台にしてた人。

突然いなくなったのは、それが原因で…？

ハウ「（人1）ー？どうかした？」

「い、いえ！」

ハウ「その時ね、俺の友達がねーすごかったんだ。」

「へぇ～」

ハウ「リーリエもすごい勇気だったんだけどー。
　今のチャンピオンのヨウがすごかったんだよー。
　あとねー。」

私の知らない人だ、とおもって聞いていた矢先。

ハウ「グラジオって人ー」

「グラジオ！？」

あ、やば。

ハウ「（人1）、グラジオ知ってるのー？」

「は、はい。ちょっとした知り合いで。」

グラジオも、乗り込んだならば。

なんで会えなかったんだろう。

もう、忘れちゃってるのかな。