UB少女【ポケモンサンムーン】 (ページ6)

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少し楽になった日ページ6

ルザミーネさんも1年くらいしたら、

私のもとに来なくなった。

それとともに実験する日もなくなった。

何があったのかは知らないけど、やっと解放されるんだと嬉しい気持ちでいっぱいだった。

ビ「失礼します。」

「ビッケさん…！」

ビッケさんは唯一の心の支えだった。

ビ「この部屋から出ましょう(ﾆｺﾘ」

「…！うん…！」

私はもう自由になれるんだと思った。

ビ「（人1）様はもう坊ちゃまがいってたように自由です！
　船の準備をしますか？」

「ううん…。私、ビッケさんのお手伝いするよ。
今までお世話になったもん。」

ビ「でも、せっかく…」

「いいの。私がしたいことだから。」

ビ「…じゃあ、よろしくお願いしますね。」

その時から私は仮職員としてエーテルパラダイスにいることになった。

初めてケアしたポケモンはイーブイとガーディ。…私の、パートナー。

すごい警戒心が強くてなかなか触らせてくれなかったけど

諦めずに触れ合おうとしたら懐いてくれた。

そしたらビッケさんが、「うちの職員はみんなポケモンを持っているから」と

この子たちをくれた。

秘密ですよ、と笑ったビッケさんはとても可愛かった。

そしてまた1年。今、私は11歳になった。

ビ「元気でいてくださいね。」

「うん。」

私は旅に出る。でも、島巡りをする気はない。

勝負は苦手だし。

私はアローラ全部を見たいと思った。

「ビッケさん、今までありがとう。ビッケさんのおかげで、私は生きてる。」

ビ「大袈裟ですよ。ほら、船を用意しておきました。
　また、エーテルに来てください。」

「たまに、来るよ。」

船が出航するとビッケさんはみえなくなるまで手を振ってくれた。