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江口side

「じゃ、片付けますか!」

江口「そうだな。」

帰したのはあいつらのためじゃないって言ってたけど。
絶対あいつらの体心配してただろ。
ほんっといい奴だよな。

江口「なあA、
もうちょい素直になったらどうだ?」

「…」

なんて言っても、どうせまたいつもの口の悪さで
知らねえよ
とか言われそうだなw

「…わからないんですよ。素直とか。」

江口「え?」

「自分から聞いておいてなんなんすかその反応!
前も言いましたよね?w」

すぐにいつも通りになったけど。
一瞬、ほんの一瞬、
Aの瞳が揺らいだ気がした。

「そんなこと言ってないで、
ほんとさっさと片付けますよ。」

江口「お、おう、」

そう言いながら、Aはせっせと皿洗いを始めた。

ザーーー
ゴロゴロゴロゴロッ…

「うわ…」

江口「すごい雨だな、雷も鳴ってるし…」

「早く帰してよかった、」

江口「お?w」

「は。」

江口「やっぱ心配なんだw」

「別に?早く洗いましょ。」

ゴロゴロゴロ!

パチッ!

江口「え、停電?」

うわーマジか、夜だから何も見えねえ…

江口「おいA、ブレーカーどこだ…」

…あれ、声が聞こえない…?


パチッ

電気がつき、目の前が明るくなる。

「……っ、戻りましたね。」

江口「おいA、大丈夫か?顔色悪いぞ?」

「…大丈夫です」

大丈夫って大丈夫じゃない人の台詞第1位だろ。

「気にしないでください。
早く片付け終わらせて、江口帰らせねぇと」

江口「俺は子供か!?」

「でも、本当に大丈夫なんで。」

江口「……そうか。」

今は言ってくれなくても、
いつか聞き出そ。無理のない程度に。


そして洗い物も終わり…

「はい、あざしたー」

そそくさと俺を帰そうとする

江口「まてまてまてまて!
この雨の中俺をびしょ濡れで帰す気か!?」

「……私の傘貸します」

江口「お前の小さい」
「は?」

江口「ってことで雨止むまでここにいる〜」

「…明日の朝まで雨予報ですけど。泊まります?」

江口「……え?」

冗談で言ったんだけど…

「いやえってなんだよ」

江口「本当に良いのか?」

「別に、静かにしてくれれば。」

江口「…そうか。」

まさか本当に泊めてくれるなんて思ってなかったし、
内心ほんとにビックリしてる。
だってあのAが俺を気遣って
家に泊めてくれるんだぜ!?
まじやべぇ、ぱねぇ、(語彙力)

江口「じゃ、ありがたく泊まらせてもらうわ。」

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設定タグ:男性声優 , 江口拓也 , ギャグ   
作品ジャンル:恋愛
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ひなせ(プロフ) - ひょこっ (3月22日 21時) (レス) id: d74b6f2649 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆうり | 作成日時:2024年3月1日 20時

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