口が悪くて何が悪い (ページ41)

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Youside

ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝｯ!

江口「A！おい！Aいるか！？」

花田「…邪魔が来た……言ったの？」

「いま、すよ……」

江口「すぐ開けるから待ってろ！」

花田「開かないよ(笑)だって内側からしか
鍵は掛けられないんだから。」

千晃「それはどうかなっ！！！」

ﾊﾞｺﾝｯ!!!!

……いや千晃先輩くそ強いやん
え？すご。

千晃「僕こう見えて鍛えてるんで！！！」

江口「A、大丈夫か！？」

「…おっそ、」

江口「……悪かった…」

「…あざす。2人とも。」

千晃「ま、先輩だしね。
可愛い後輩が手にかけられるなんて許さないですよ？」

花田「…な、……」

千晃「この件は、事務所にも、警察にまで
話を通させて頂きます。」

花田「……っ、くそ、…」

江口「…二度と俺らの視界に入ってくんな、ゴミが。」

スタッフ「花田くん！話がある。来なさい。」

花田「……はい。」

千晃「じゃ、Aちゃんを任せますね。」

江口「うん。ありがとね、千晃くん。」

千晃「なんてことないですよ(笑)」

そう言い残すと、千晃先輩は部屋から出て行った。

「…はぁ、拷問かとおもた…」

江口「辛かったよな…ごめんな…」

「辛くは無かったんすけど、めっちゃ
くすぐられて腰抜けたんっすよ。動けないんで
おぶってもらっても良いっすか？」

江口「ぁ、もちろん。」

そう言って江口先輩は私を抱き上げる。

「……いや…なぜ姫抱き？」

江口「こっちの方がしやすい。」

「なんの慣れだよ。」

江口「まぁいいじゃない。」

「…うす。」

その後、花田さんは解雇になったらしい。
そんで事務所側から慰謝料とか払うための裁判
起こしても良いよって言われたけど、
なんかめんどいしきにしてねぇしやめた。

江口「ほんとにいいのか？あいつ、
解雇だけで済んだみてぇだけど。」

「大々的にニュースになってたし、
あいつの名誉はゴミ以下ですから
多分社会の歯車にすらなれずに人生終わると
思うんで大丈夫っす。」

江口「こわいこわい(笑)」

…ほんと、どーでもいいしな。
なんか変に疲れたわ。