口が悪くて何が悪い

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Youside

江口「なぁA」

「あい。」

江口「今度さ、〇〇市に行くんだけど、来る？」

「え！？」

江口「え？なんか知ってた？」

「いや、実家っすよ。ってか何するんすか」

江口「ここの近くの服屋が最近人気でさぁ！」

「あー、なるほどですな。じゃあ家泊まって行きます？」

江口「いいのか！？でも、ご両親いるだろ？」

「多分大丈夫っすよ。今聞いてみますね。」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙｯ

母「はいもしもし？月城ですぅ。」

「お母さん、ちゃんと私の名前みてから出た？」

母「あらぁAじゃない！どうしたの？
久しぶりねぇ！」

「…うん(笑)それでさ、かくかくしかじかなんだけど、
事務所のぱいせん家に泊めても良いかな？」

母「あっ、彼氏かしらぁ？Aに彼氏ねぇ！
気合い入れないと！」

「違う違う違う違う違う！違うから！彼氏ちゃうから！
普通に先輩ね！？あと気合い入れなくてよろしい！」

母「…そお？あーでも、お部屋狭いねぇ、
2人同じ部屋でも大丈夫？」

「…うん。大丈夫だよ。ありがと。」

母「じゃあ、待ってるねぇ？家に帰ってくるのは
いつぶりかねぇ。」

「いつぶりだろうね？1年は経っちゃったか。
ごめんね。最近忙しくて。」

母「いいのよぉ。Aの声は、
色んな所で聴けるからねぇ。」

「…ありがとう。じゃあ、また今度ね。」

母「はーい、お父さんと待ってるよ。」

「うん。じゃーね。」


「大丈夫そうっすよ。」

江口「…親にはだいぶ優しいんだな。」

「そりゃぁ、高齢出産もして大変だっただろうに、
捨てずにここまで育ててくれましたから。
感謝しかないっすよ。」

江口「…そうか。んじゃ、お邪魔するわ。」

「うっす。」

ほんと、1年以上ぶりになっちゃったな。
一応実家は東京だけど、その中でも凄く田舎な方。
流石にコンビニはあるけどね。
でも、田舎っていいよね。心が洗われる感じがして。
…早く会いたいなぁ。

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