口が悪くて何が悪い

20. ページ21

江口side

うわー、好きな女の子家に泊めれんの？最高。

「水貰っていいっすか？」

江口「いつの間にキッチンいるんだよ。いいけど。」

「あざーす。……」

…コップ取れねぇのか…？

「ん、………？」

めっちゃ頭にハテナ浮かんでるし…

「ふぬっ！」

…犬の耳が見える……俺の目がおかしくなってきた…

「ちょっ！見てねぇで手伝ってくださいよ、！」

江口「ぁあ、ごめんごめん。可愛くてつい。」

…ん？俺今なんて？

江口「…」

うわ絶対殴られる

「……」

オワタ＼(^o^)／

「…ｯいいから早くコップ出してください…」

あれ照れてる？

江口「おう。…はい。どーぞ。」

「あざす。」

え、なんか耳クソ赤くね？
何？可愛いじゃん

「あ、風呂どうしましょう。」

江口「服なら貸すぞ？」
「でけぇよ」
江口「我慢しろ。」
「はーい…」

「じゃ、失礼します。」

江口「おう。」


数十分後…


そろそろあがる頃かな？

「あざした〜…」

江口「あいよーって……！？」

「あ？どうしました？」

江口「下履けよ！」

「いや履いてるよ」

江口「ズボンは！？」

「てめぇが渡さなかったんだろーが。」

江口「…そうか。」

俺の服でけぇからワンピースみたいになるかと
思ったけど、いやなってっけど…
めっちゃ太もも見えるし。え、無理〇ぬ。
あ、そうか。A足長ぇからなんかこう…
いい感じになってんだ。うん。

「なに見てるんすか」

江口「ごめん。」

「あんまジロジロ見んな下さい」

江口「なんで？」

「すっぴんなんで。」

江口「え俺が泊まった時すっぴんじゃなかったの！？」

「逆にすっぴんだと思ってたんすか？
江口さんの方が先に寝て私の方が先に起きてたから
見てないと思いますよ？」

江口「…あー、たしかに。
でも今ほんとにすっぴん？肌めっちゃ綺麗じゃない？」

「褒めてもなんも出ませんよ？」

江口「知ってる。」

「…そうですか。」

江口「…？」

なんか足に傷が…？

スっ…

江口「なんだ、これ…？」

「何足触ってるんですか」

江口「あ、ご、ごめん」

「まぁ別に気にしないですけど。」

江口「それよりさ、この怪我なに…？」

「え？怪我？」

江口「え？だいぶ痛そうだけど…？」

「…、？ちょっとわかんないっすね。
寝てる間に自分の爪でやっちゃったかも。」

江口「気づかなかったの？今まで？」

結構大きい怪我だけど…
でも、跡になってるから随分前のやつか…？

21.→←19.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す