【あんスタ】悪役女王にフィナーレを (ページ6)

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数日後

『(うーん…fineは…渉以外全滅。)』

『(trickstarもだめね…
　いや、あんずが専属でプロデュースをしていたからもしかしたら……)』

『(流星隊も奏太だけね。)』

『(Valkyrieは宗に任せればたぶん大丈夫。)』

『(2winkは…無理ね。)』

『(UNDEADは………難しいところね…
　まぁ、零だけでしょう)』

『(Ra*bitsは……純粋すぎるわ…全滅か…)』

『(紅月は……たぶんなんとかなる。
　そろそろ忠誠を誓ってくれるらしいし…)』

『(knightsは心配要らないわね)』

『(Switchは……
　宙くんと夏目がなんとかしてくれる)』

『(斑は…中立かしら)』

どうやら女王陛下は一人で各ユニットがこれから先どちらの味方につくかを考えているらしい。と、ドアがノックされる。

「っ、女王陛下…いらっしゃいますか…」

『ええ、いるわよ。入っていらっしゃい』

「失礼、します…っ」

『！、どうしたの？あんず。
　何かされたのかしら…』

ドアを開けて入ってきた聖女は瞳から涙を流している。流石に少し焦ったのか入ってきた聖女の元に駆け寄る女王陛下。

「っ、その…愛川、さんが…」

『何かされたの？』

「カッターキャー…って、分かりますか…？」

『ええ、カッターで腕を切って叫ぶ……
　もしかして…』

「、はい……それ、をされて…」

『その場には誰がいたの？』

「たぶん…大体、全員…」

『反応は聞いてもいいかしら…』

そうして聖女が告げたのは先程女王陛下が考えていた通りの結果。trickstarもあんずを信じてくれたらしい。

『話してくれてありがとう。
　辛いことを話させてしまったわね…』

「女王陛下、いるか～？」

『あら、レオ。どうしたの？』

「情報を持ってきたんだ！」

『いいかしら…？』

「、はいっ…大丈夫です」

『ありがとう。入っていらっしゃい』

「嗚呼、失礼するぞ！」

『それで、早速なのだけれど情報を聞いていいかしら』

「もちろんだ！あいつ…愛川、？は女王陛下の噂を流していた」

『あら～…内容は、？』

「"女王陛下は礼儀のなっていない者に暴力を振るっている"それと"自分も暴力を振るわれた"だな」

『う～ん……やっぱり面倒くさいことになったわねぇ…』

『暫くは様子見にしましょう。
　もしあんずに危害が及ぶようだったら手を出していいわ』

どうやら姫は女王陛下への愛までも奪ってしまうつもりらしい。許されないことをしている自覚はあるのだろうか。

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