【文スト】愉快な幽霊少女

〃 ページ16

コンコン





「首領、入りますね」





ガチャ





「エリスちゃんお願いだよ一生のお願い！この洋服を着てくれないかい！？」





「イヤ！絶対にイヤ！大人の“一生”はヤスモノだってAが言ってたもん！！」





「蓬莱君が！？」








この光景に一つ小さく溜め息。





そして、





『首領さーん。エリスちゃんをそんなに追いかけ回してたら
いつか絶対キラわれちゃうよー？』





「蓬莱君！？....それでもエリスちゃんにこの洋服だけは着せたいんだ！」





『はいはいガマンガマン。コウケツアツで倒れてエリスちゃんに
何も出来なくなってもAは知らない』





「！....確かに、それで私が倒れてしまったら、エリスちゃんには
多大な迷惑がかかる......うん。蓬莱君の意見は一理ある。
しょうがない、今回は諦めるか」





はい、バンジカイケツ！善かった善かった。








「.......それで首領、任務の報告ですが、」





「あぁ済まないね芥川君。続きを」





「いえ、はい」





ずっと自分だけ上の空(？)な状態だったヤツガレさんはタンタンと
首領に任務の報告をしていった。





その間私はエリスちゃんと遊ぶことになり、今は私の異能で遊んでるところ。





「やっぱりエリス、Aの異能が一番好きだわ！」





曰く通り抜ける際にヒュゥーっと蒼い煙が散らばる(？)のが面白いのだと。





まぁ、私はエリスちゃんが面白かったら何でもいいんだけどね。









####








「蓬莱君、芥川君はもう帰っていったよ」





『あ、そうなんだ。ま、いっか。私は首領さんと話に来たし』








「........またエリスちゃんのことかい？(謎の期待」





『うん。またエリスちゃんのこと』





「さぁさぁ存分に話し合おうじゃないか！！」





『話し合おう！！』








「何なの、あの人達(呆れた眼差し」



，

〃→←9.首領と幽霊少女

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す