75-不思議な記憶 ページ9
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「これで全部?」
グ「たぶん?」
ずっと黙ったままでいて、会話に入ってこないソラとドナルド
困ったな。これはかなり深刻な問題だ
思わず頭を抱え込んでしまいそう
「はいはい、帰るよー」
私達はキャンプ場でスライド7枚の見つけると、テントに戻ってジェーンに渡し、映写機に取りつけてもらうと、壁に不思議な絵が浮かび上がった
1枚目__霧がかかった森の中で佇む、まるでおとぎ話に出てきそうな、巨大なお城の写真だった
こんなお城、ワールドの外観から見て無かったような気がするが…。どこのお城なのだろう
一方ソラは、その写真を食いつくように見つめていた
グ「どうしたの?ソラ?」
ソ「んー、なんか…。いや、何でもない」
何か心当たりでもあったのかな?
でも確信は無いみたいなので、今は聞かないことにしよう
2枚目は空の上にあるかのような高い所に、3つの塔が並んだ大きなお城の写真
見た瞬間、胸に針が刺さったような痛みを感じた
……私、この場所を知っている?
ソ「どうしたんだ?サツキ」
「い、いや、何でもない」
ちくりと痛んだ後に押し寄せる、何処か懐かしい感覚
うーん、なんだか不思議な気持ちだ
残りのスライドを、その後ターザンにも見てもらったのだが……、手掛かりは掴めず、私達は肩を落とす
ジ「そう落ち込まないで」
ソ「…うん」
さて、どうしたものかと考えようとしたその時、外出していたクレイトンが帰ってきた
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ちなみにゲームではスライドの枚数は6枚です
オリジナルで1枚増やしました
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