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76-怪しげな笑み ページ10

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ク「となると、残るは1ヶ所だな」


事情を全てクレイトンに話すと、顎に手を当て、考える素振り数秒見せた後、ある方向へ目線を向けた


ク「いいか、我々は君が来る前からこのジャングルにいるんだ。しかし彼らの友人を見かけたことなど一度もない。とすれば、残るはターザンが隠しているゴリラの巣しかない」

ジ「クレイトンさん。ターザンは隠している訳じゃ…」


ジェーンの言葉をクレイトンは無視し、「案内してくれるだろうね?君の家だよ、イエ」とクレイトンさんは誘い込むように言った

怪しい提案ではあるが、決めるのはターザン次第だ。ターザンは私達一人一人の顔色を伺うと、少しだけ目を閉じると、決意するように頷いた


ジ「でもいいの?ターザン」

タ「ターザン、カーチャック、会う」

ジ「カーチャック?」

ク「群れのボスのことだろう。ちょうどいい、俺も同行しよう。なにせ、ジャングルは危険だからな」


クレイトンは怪しげに口角を上げ、静かに笑うのを
私は見逃さなかった


ク「なんだ?俺の顔に何かついているのか?」

「いや、別に何でも…」


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作者名:友那 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2015年3月6日 17時

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