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タ「では夏未さん聞かせて下さい、彼らの能力を」
夏「貴方は・・・」
タ「永世学園の基山タツヤです」
夏「そう」
剛「何でこいつにだけ名前を聞く！」
フィールドに目をやると、鬼道君と一星君が何かを話していた。最近鬼道君から冷静さが欠けている気がする・・・
夏「監督！鬼道君達に目を閉じるように伝えて下さい！」
趙「おぉ〜！？目を閉じるのですか？」
つ「夏未さん、そんなことしたらプレー出来ませんよ！」
夏「出来ます、彼らなら」
趙「ほぉ〜、いいでしょう」
監督はイレブンバンドに指示を送った。
貴、鬼「「目を閉じて、チュー」」
灰「顔文字を読むな！」
剛「はあ？お前誰かとキスすんのか？」
貴「するわけないじゃないですか」
とりあえず剛陣君に冷たい目線を送っておく。
鬼「そういうことか・・・！」
鬼道君が気づいたみたい、みんなに指示を出していた。
鬼「みんな聞いてくれ、敵が妙な手の動きを見せたらすぐに目を閉じるんだ、目を閉じて、耳と気配だけで動くんだ」
明「ええ？どういうことですか？」
不「おいおい、目瞑ってプレー出来るわけねぇだろ」
坂「いえ、そうとも言い切れませんよ」
不「何？」
坂「優秀なサッカー選手は、耳と気配から周りの状況を把握していると言います、視覚はプレーをする為の情報の一つに過ぎないんです」
坂「目を使わなくてもサッカーは出来ます、ブラインドサッカーと言う競技だってあるくらいですから」
不「目を使わずにサッカーやるだと？」
明「よし！」
試合が再開した。明日人君は目を閉じて走り、相手からボールを奪った。
明「やった！」
夏「オーストラリアの選手が使っている能力は『ヒプノシス』、一種の催眠術よ」
つ「催眠術？！」
夏「敵は左右の手の動きによる、ヒプノシス効果によって、暗示をかけているのよ、それによって間違った視覚を植え付けている、目を閉じることでヒプノシスの催眠効果をガード出来る」
敵の催眠術を攻略したみんなは必殺タクティクス『柔と剛』を使ってボールを明日人君に渡した。明日人君はボールを鬼道君に回し、鬼道君はシュート体制に入る。
『オーバーヘッドペンギン』
元々は灰崎君の必殺技だが、ペンギンの色が違う。ボールは相手に技を出す暇も与えずゴールに入った。
灰「何故お前がその技を！」
鬼「弟子の技を師匠である俺が使って何が悪い？」
灰崎君って弟子だったんだ。
灰「誰が弟子だ！それに、弟子から技をパクる師匠がいるかよ！とんだ絶対指導者だぜ」
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サイア(プロフ) - 水月さん» ありがとうございます！掛け持ちしてるので更新ペースは遅いですけど頑張ります！ (2019年1月20日 23時) (
レス) id: cf5e9d323f (このIDを非表示/違反報告)
水月(プロフ) - 続編おめでとうございます！なかなか頻繁には来れないのですが、これからの更新も楽しみにしております。 (2019年1月20日 22時) (レス) id: 1bedc7980e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サイア | 作成日時：2019年1月15日 12時
