五条家のフィジカルギフテッド3【呪術廻戦×文スト】 (ページ10)

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84話桜「もし、そのビー玉を敵に取られたり割られたりしたらどうする？」『えっと、まず(ﾋﾟｰ)して、その後は(ﾋﾟｰ)し続けて、それから…』桜「も、もう良いわ…(この子を怒らさないようにしないとね)」ページ10

桜side

森「それがどうしたかね？」

…先刻とはまるで別人ね。

マフィアの長らしい目、してるじゃない。

中「マジかよ。気弱な町医者が聞いて呆れるぜ…これに較べりゃ、先代の爺ィなんぞただの悪ガキだ」

森「お褒めにあずかり光栄だね」

褒めてないわよ←

森「中也君。傘下に入れという先程の言葉は撤回しよう。代わりに、共同調査を申し出たい、

我々が調べた先代復活の噂と、君が追う《荒覇吐》は明らかに同根の事件だ。

情報を分け合うだけで、互いに利がある結果をもたらすと思うのだがね？」

中也「……もし断ったら？」

森「殺す」

森は珈琲に砂糖を入れるような、当たり前の口調で云った。

あらヤダ物騒←

森「尤も君を殺すのはマフィアでも骨が折れるだろう。だから君の仲間を、《羊》を全員殺す。どうかな？」

あらあら、今度は拘束具が…

中也「ぶっ殺す！」

あらヤダぶっs((

【おい…中也！助けてくれ！そこにいるんだろ？】

森が掲げていたのは黒い通信機。

その通信機から声が聞こえた。

【アジトが包囲されてる！早くお前ならなんとかできるだろ！お前なら出来るだろ、いつもみてえに……！】

通信機が切れる。

森「実に簡単だったよ｡銃で武装していても､彼らの練度は実にお粗末なものだ｣

流石マフィアの首領。仕事が早いわね～。

森「《羊》…横浜の一等地に縄張りを構える､反撃主義の組織」

『でも、君以外の構成員は､銃を持った普通の子供に過ぎないからね』

森「全く奇妙な組織だねえ。

同じ長として心中察するよ､中也君｡

強大な武装組織である《羊》がその実､絶対的な強さの王と

それにぶら下がり依存するだけの草食獣の群れだったとはね、

組織運営に関しては､どうやら私が君に助言できることの方が多そうだ｣

中也｢…手前…｣

森「どうしたのかね？その拳はなんだ｡健康の為の運動かい？｣

めっちゃ煽るわねw

森「とまあ、この通りだよ太宰君、A君。

今この部屋で1番強大な暴力を持つのは中也君だろう」

其れはどうかしらね～。

この三人は未だ、Aの実力をちゃんと見ていない。

この子の実力は、本人が思っている以上に凄いんだから。

能天気だけどいざという時はちゃんと考えられる、出来る子なんだから。

『(駄菓子食べたいな～。ラムネも飲みたいな～)』←