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安室「ごはん、美味しかったですね」




『美味しかった』



家に着き、私は部屋着に着替え、ベランダに出た。



ここが落ち着くなぁ。1人でゆっくり考えることができるから



なんて思いながら私はぼーっとしていると



安室「風邪ひきますよ」



と隣に座ってきた




『いいよ。別に。』



見えない星を見ていると、急に安室さんに頭を撫でられた。




安室「狩野さんの言葉が、刺さったんですか」



『ははっ。さすが安室さん。よく分かったねー。』




安室「いや、あからさまにあれから元気が無くなったからね」




『でも、そう思っている人がほとんどなんだろうなって思ってさ。そう思えば思うほど自分の居場所がない気がする…

人間社会に住むって、こういうことなんだろうけど。やっぱり言われ慣れないねー。。


あの人は…クインケ盗んでまで、喰種を憎んで、○したくて…私は…

赫子なんか要らない…。、こんなの。好きで生まれた訳じゃないのに…。、』




安室「A…」




『私さ…アオギリにいた時から人間は好きだった。だから、人間と唯一関わりが持てるあんていくが好きだった。色々な話をしてくれたり、聞いてくれたり。

でも、ずっっと思うんだ。人間社会に居ちゃダメって

本当はずっと、人間になりたかったのかもしれない』



気づけば私はボロボロ泣いていた




安室「人間だろうと喰種だろうと、、AはAですよ。
子供たちも、コナンくんも。みんな。Aが大好きですよ。Aだから好きなんですよ。
Aは、みんなのことは好きですか?」




『大好きだよ、』




安室「ならそれで良いじゃないですか。いい加減素直に生きてみないと。疲れますよ」



「ほら。寒いからもう入りますよ」と安室さんに手を引かれ、私は中に入った



安室「ほら、目擦らないで。後から痛くなりますよ」



そう言って暖かくしたタオルを渡してくれた安室さん




目にタオルを当てると暖かくて気持ちいい




ソファにそのまま寝っ転がっていると、



安室「ところで。さっきのAの『大好き』には僕は含まれているんですかね?」




『さーね』




大好きなのかもね


なんて思いながら私は『安室さぁん、アイス食べたぁい』とわがままを始めた

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作者名:うみちゃん | 作成日時:2024年2月5日 21時

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