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何もすることがなく、今日も私らフラフラ歩いていた。
するとそこに、1人おばあちゃんが居た。
辺りを見回して、何やら困っていそうな感じだった
『あれ…おーい、おばーちゃん、何かあったの?』
いても経っても居られず、私はおばあちゃんに話しかけた
「いやぁ、孫が誕生日近くての、何かプレゼントを買いたいんだが、、辺りはこの人だらけで…」
『それなら、一緒に探しましょうか?』
「おや、良いのかい」
『えぇもちろん!』
ということで、私はおばあちゃんの買い物を手伝うミッションを開始したのだった
ーーーーーーーーー
「今日はありがとうねぇ。Aちゃん」
『いいえ、良いの見つかって良かったですよ』
こうやって、人と触れ合うことの楽しさに気づいてしまった私
あー。平和で良いなぁなんて思いながら歩いていると、
喰種の匂い。
『っ…?』
「ん?どうかしたのかい?」
『ん?あ、いや?ね、おばーちゃん、ここじゃなくて、あっち回って帰りません?』
「良いけど…何かあったのかい?」
『いや、なんも無いけど…』
と話した矢先だった。
喰種「声がすると思ったらババアかよ!」
『っ!?』
喰種…
喰種はおばあちゃんの手を引っ張って連れて行こうとした
『やめろ!!!!』
その手を思い切り蹴り、おばあちゃんから離した
喰種「なんだぁ貴様!貴様から食ってやるわ!!」
「あ、、Aちゃん…!」
『おばあちゃん!すぐ戻るから!』
私は喰種と路地裏に行った
喰種「遺言はどうしようか?」
『それはこっちのセリフだなぁ?』
と私は速攻蹴りを入れ、赫子を喰種の目元まで持ってきた
『こーんな反射神経貧弱なお前、今ここでやらなくてもすぐ逝くよ。』
喰種「た、頼む…命だけは…」
『さっきの威勢はどこに行ったのか…ここの街からさっさと出ていくなら、逃がすのも良いけど。』
喰種「で、出ていくから!」
と喰種は走って逃げた。
あそこまで弱い喰種も見たことがない。
ふぅ。。。
私はホコリを払い、路地から出た
『おばあちゃんって、、、あれ?どこ?』
おばあちゃんが居ない
そして代わりにメモカードが残されていた
「今日は楽しい時間を過ごせたわ。またどこかで」
なぜか私は、このメモが、ベルモットの声で聞こえていた気がした
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作者名:うみちゃん | 作成日時:2024年2月5日 21時