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ねえ、__きて、起きて
誰かが私を起こす声。
誰だろう、せっかくゆっくり眠っていたのに
起こされるのが元々嫌いなので
余計起きたくなくなる
だから、いつものように二度寝をする
すると、先程までは優しかった声が一転して
低く、怒りを含んだ声になった
この声の低さからして、そらるさんだろう
そらる「ねえ、起きてってば…まったく、なに寝ちゃってんの
あっ、これは早く起きないとひどい目に遭う。
それを察して起きあがる
『ふわぁぁ、おはようございます…?って、まだ夜……』
そらる「やっと起きた…あのさぁなんで夜に寝てるわけ?朝、眠れなくなるよ?」
『いや、普通は夜に寝ませんか??
……あっ、サンタは夜に活動するのか』
サンタは良い子が寝ている間にプレゼントを配るのだから、黒いサンタも同じ…だと思う
そらる「そういうこと。分かってくれて良かったよ」
こっちの方では昼夜逆転生活が基本のようだ
そらる「ちなみに、今は深夜12時。君を起こしに来た。今からこの屋敷の案内をしておく。当分ここから逃げられないわけだし」
そしてそらるさんは私の首に
はめられた首輪に手をかけて外してくれた
そのときのそらるさんの横顔はとてもかっこよかった
『ありがとうございます。あれ、首輪は黒いサンタたちにつけられてたから謝らなくてもいいの?』
と自問自答をしてしまう。昔から自問自答してしまう癖がどうしても抜けない
そらる「そらるでいい。」
『え?』
そらる「いや、呼び方。黒いサンタたちって分かりにくいじゃん、だから。」
『なるほど、分かりました。そらるさん』
とは言え、ほぼ初対面に等しい人にタメ口で話すのは気がひけるため名前には“さん”を付けておこう
そらる「ほら、早く立って。案内するから」
スッと私の前に手を差し出し、手をとれと言わんばかりに見つめてくる
私はその手を素直にとって、立ち上がった
そらるさんの手をとったまま部屋から出ると
まふまふさんが慌てた様子で駆け寄ってきた
まふ「そらるさんっ!大変、大変!あっ、あの、うわぁぁぁ」
突如現れては、呂律がまわらないのか叫び出すまふまふさんを見て目が丸くなってしまう
そらる「おい、まふ。1回落ち着けって」
そらるさんにそう言われて大きく深呼吸をしたまふまふさんが話始めた
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しろせ(プロフ) - 鏡音廃さん» ごめんなさい!うち間違えしてたみたいです……正しくは、2,3回です…修正しました、教えてくださってありがとうございました (2019年3月21日 22時) (レス) id: 831c702e05 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音廃 - あの、16ページの2〜3年でクリアできるっていうの、4年周期でブラックサンタがくる(?)っていう設定と矛盾していませんか?チャンスは4年に一度しか無い筈なのに何故2〜3年でクリアできるのですか?生憎ですが僕には其れを理解できる程の知能が無いのです…説明頼みます (2019年3月21日 22時) (レス) id: 73d0051162 (このIDを非表示/違反報告)
aoiook(プロフ) - 読んでて楽しいです!!、!!!!!!受験勉強頑張ってください!!!!!!! (2019年1月6日 18時) (レス) id: 219a972b4a (このIDを非表示/違反報告)
ほしうさぎ - 楽しく読ませていただいてます!更新頑張ってください!!お勉強めんどくさいですよね!!! (2019年1月6日 9時) (レス) id: 507f4d2ce3 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます! (2018年12月26日 23時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろせ | 作成日時:2018年12月21日 19時