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story37 パシり ページ38

【Aside】

「するってーとなんですかィ?近藤さんとケンカしたのも妖刀(そいつ)のせいだと?」
「……そうならいいんだがな。」
ふーん。土方と近藤さんがケンカね……珍しい。
「土方さん。こんな時にウカウカしてたら伊東さんに副長の座奪われやすぜ。あの人。隊内でアンタの悪評触れ回ってますよ。」
多分だけど総悟の言ってることは、半分間違ってる。伊東が狙ってるのは、副長の座じゃない気がする。
「伊東の工作だけじゃねェ。俺ァ、こんなになっちまってから既に十を超える局中法度を犯してる。普通なら切腹モンだ。そらァ、隊士の目も冷たくなる。信頼は、得難いが壊れやすしって奴だ。」
そのあとも、うんたらかんたらなんか言ってたが、私にはあまり聞こえていなかった。
「……土方さん。待ってくだせェ。土方さん!!」
その声で一度私の思考は止まった。そして、私の思考を止めた総悟は土方に焼きそばパンを要求してる。
「土方。ジャンプとタバスコも頼む。」
私も総悟に便乗して土方をパシった。ある目的を達成するためだ。すれ違い様に、
「土方の事を信頼してる奴等はいる。頼れよ。」
そう耳元で囁いた。


屯所では会議が始まっていた。土方はまだ来ていない。まぁ、私も寝ているからあまり違いはないが。そこで大きな音がなる。
「ちゃーす!!焼きそばパンとタバスコ買ってきたス!!総悟先輩!!A先輩!!すいません。ジャンプなかったんでマガジン……」
やっと気づいたか。伊東と総悟は組んでたぞ。ちなみに私は組んでない。伊東と組むくらいなら土方と組むわ。







─────土方が、真選組をクビになった。

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組
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作者名:きなこ | 作者ホームページ:https://twitter.com/Kinako_uranai  
作成日時:2018年2月5日 13時

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