第36話 ページ38
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この時、Aの目にはある男の姿が見えていた
自分の前にはいつも彼がいて
彼とするサッカーはこの世の何よりも勝る幸せだった
あんな風になりたい
もっと
もっと、
もっと!!!
【力が欲しい!!!!】
先程よりもさらに加速するA
その速さは千切のトップスピードに並ぶ程である
「やばい……もうゴール前」
「ぜってー止めるぞ!!」
「オーケー、またプレスしてやんよ!」
……なんだか周りの動きが遅い
スローモーションで流れていく情景を視界に捉えながら足を止めないA
『(いつか……俺だけのシュートが欲しいと思ってた)』
相手を恐怖に陥れるような残酷な
『Check mate.』
右足で生み出された縦回転のシュートがネットの左上にクリーンヒットした
キック力が強かったせいかしばらくネットの上で回転したボール
異常だと再認識させるには十分だった
「な……んだ、今の」
「ボール見えなかった」
「A…(お前は...一体何者なんだ?)」
チームRED 4 : 3 チームWHITE
『……』
「A...」
思わず名前を呼ぶ凛だがAはふいと目を逸らしてその場を離れる
咄嗟に出た手は行き場のないまま空をきった
一方で蜂楽 廻は自分の戦い方に迷いを見せていた
怪物達、潔、凛、A。
自分も彼らと同じだと勝手に思っていた
異例の成長スピードを見せる潔と圧倒的王者の凛、そして先程全く新しいシュートを見せた天才型A
しかし彼らには蜂楽 廻が見えない
否、見ようともしない。
己の居場所が無くなりつつあることに焦りを感じていた
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - いきなりすみません。出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!楽しみにしてます! (3月14日 8時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
らー(プロフ) - まってください本当に最高だ…!!この後の展開めっちゃきになるぅ!!最新頑張ってください! (2023年4月11日 0時) (レス) @page35 id: 2a2ca5b148 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 更新楽しみにしてました!!今後の展開も楽しみです! (2023年4月10日 18時) (レス) id: 42e47a84ad (このIDを非表示/違反報告)
もこ(プロフ) - 御琴さん» 大丈夫ですよ!なんか気になってしまいまして…私も夢小説書いてるので、わかります! (2023年4月10日 16時) (レス) @page35 id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
御琴(プロフ) - もこさん» ご指摘ありがとうございます。序章のページを非公開にしてしまっていました汗訂正させていただきますね (2023年4月10日 14時) (レス) id: 3b62e585c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御琴 | 作成日時:2023年3月20日 22時