六つ子の妹は、最強になってしまった双子です。２

42＊side.姉 ページ3

チョロ「凛花が不安に思ったこと、僕らにぶつけて？受け止めるから。思う存分、ぶつけて。八つ当たりでもいい。なんでもいいから、僕らに。」


答えが見つかるって聞いたのに、全然見つかんなくて、でも、幹部達が……おそ松兄さん達が凛希と一緒にいるところとかを見ていると、何故か安心した。

そして、流れてきた昔の記憶。

ここに来て感じたこと全てに混乱した。

それが伝わったのかどうかは知らないけど、優しく背中をさすってくれるチョロ松兄さん。


*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―
凛花？《……チョロ兄ぃ……》


？《あれ、どうしたの？また誰かと喧嘩した？》


凛花？《……おそ兄と喧嘩になって、拳銃で撃ち合いになった……》


？《おそ松兄さんと撃ち合い？！なんでそこまでの喧嘩になるの……？》


凛花？《暇そうにしてたから、仕事あげたら今日は休みなのーって言ってきて》


？《あぁ……。それで、武器の手入れでもしとけってなっていつでも俺は撃てるけど？っていう煽りあいになったんだね》


凛花？《よくわかったね。》


？《おそ松兄さんと凛花の喧嘩はだいたいこんな感じでしょ。
まぁ、大丈夫大丈夫。7割はおそ松兄さん(クズ松兄さん)が悪いから。
でも、煽りに乗っかった凛花が悪いとこもあるからね？兄さんはあの性格なんだからしょうがないよ》

凛花《うん……》


*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―

今、流れてくるなんて。

パズルの最後のピースがハマったみたいに今までのことが流れてくる。


腕の中が安心するのは、いっつもチョロ兄と一緒にいたからで、グリップの色が違うだけのお揃いの拳銃は、代替わりした時に、作ったから。


さっきまで自分自身が疑問に思っていたことに、自分自身で答えられていく。


でも、それでもロワファミリー(あっち)から松野ファミリー(こっち)にきてから、不安はあった。

43＊side.おそ松→←＊イメージ画像

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す