◎File.36 ページ39
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コツ、コツと一定のリズムを立てて前を歩く一松。
そのスーツ姿はすらっとしているが若干猫背気味なのがまた彼の特徴。
ふたりで黙って廊下を歩く。
彼は寡黙だが、突然とんでもないことを言い出すから注意が必要だ。これは最近学んだ。
「…昨日、風呂でイチゴ狩りしたんだけど、」
「んんんんんん!?ちょーーっと待って!?」
なに言ってるの。
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「…ここ」
「…ほう」
連れてこられたのは大きなドアの前。
おそらくここは会議室か何かだろう。
中から数人の声が聞こえる。
そっと耳をすますと聞こえた「A」という単語。
私のことを話してる…?
「…ほら、入れよ」
「う、うん」
一松に促されてドアをゆっくりと開けると、
そこには大きなテーブルを囲んだ5人。
似たような顔を、揃えて引きつらせた。
「や、やっほ、A。どした?」
「……あ!一松兄さんもうどこ行ってたのー」
「いいいちまつ、なんでAさん連れてくんだよ」
口々に言う彼ら。
心なしか顔が青ざめている。
「は、ハンバーグ!作ったの…よかったらどう?」
「欲しい!めっちゃ欲しい!!!」
「ンンン〜!スパイシーなスメル!嫌いじゃないぜ〜」
「ぼ、僕ももらっていいですか?」
「ほーしーいーよーーー!!」
「Aちゃんが?すご!インスタにあげていい?」
すると後ろにいた一松が私の背中をちょん、とつつき、ニヤリと笑った。
ああ、なるほど。
「さっき何の話してたのか教えてくれたら
あげてもいいけど?」
「「「「「えっ」」」」」
−−−−−−−−−−−−−−−−
ひさびさでグダグダ感。
お待たせしてしまいすみません!
母と私がインフルエンザになってしまい
我が家は壊滅状態でした…
もう治ったので問題ありません!
すみません!
気づけばあと少しで冬休みです。
みなさんはどんな冬休みを過ごしますか?(唐突)
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水仙(プロフ) - チョロ松笑ったwww (2017年1月22日 14時) (レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇいん - ふおおおお!!!これは続編も見なくては!!! (2017年1月14日 19時) (レス) id: 85405eb198 (このIDを非表示/違反報告)
NICO - とっても面白かったです! 続編も頑張ってください♪ (2017年1月4日 22時) (レス) id: dd50939e7d (このIDを非表示/違反報告)
スズモモ(プロフ) - なーさんさん» ほんとですか!ありがとうございます〜!おういえあ(・∀・) (2017年1月4日 17時) (レス) id: 371c610c5f (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - めっちゃ面白い!!!!いつも見させてもらってます!!おういえあ!(゚∀゚) (2017年1月3日 23時) (レス) id: 9e37fb201f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スズモモ | 作成日時:2016年11月12日 9時