【マフィア松】女刑事、捕まえました【おそ松さん】

◎File.23 ページ25

(カラ)




「…どんな感じ？」

「はは、何ともないぜブラザー」

「どこがだよボケ」



そう言いつつ世話をしてくれるトド松はいい奴だ。

ヘマをやらかした。
近接戦を得意としている俺だったが、
今回は敵地の管轄で撃たれてしまった。
おかげで左肩が上がらないぜ………





しばらくして部屋のドアが開いた。
入ってきたのは愛しのブラザーたち。

「おいおいー、 大丈夫かよカラちゅーん」

おそ松。

「…もう、次はヘマやらかすなよ？」

チョロ松。

「………まあ、生きてんならいいよ………」

一松。






＿＿ドスドスドスドスドスドス…


「カラ松兄さーーん！無事でよかった！！」

十四松。

……あぁ、俺は幸せ者だ。
愛するブラザーたちが次々と…

「無事なのね！？よかったぁー……」







声がした方にみんな一斉に目をやると、そこには息を切らしたA。


「勝手についてきちゃって……」

頭をかく十四松。





「…ぷ、立派な刑事ｻﾝが、マフィアの心配して

息切らして走ってくるとか……」

「……ヒヒ、もうすっかり俺らの一員じゃん」

「、そういうことじゃなくって、その、」

おそ松と一松がそう言うと、顔を真っ赤にして下を向いてしまった。





「…でも、本当に嬉しいぜ、A」

「……仲間になったつもりはないけど

死ぬのは許さないから」



そう言う彼女の首には、俺が今朝あげたネックレス。



「ヒュー！お熱いねぇおふたりさん！」

「…っ、やめてよおそ松！バカ！！」





＿＿＿回り出したぜ、恋の歯車………





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