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◎File.14 ページ16

.




全て家具は揃っているらしい。浴室もあるのか。
天井は高いな。眠れるかな。
キングサイズのベッドにごろんと横になって
遠くの天井を見つめる。


「…………」






私を部屋まで送り届けたはいいが、 一向に帰ろうとしないカラ松。


「……まだ何か用事でも?」


「…あっ、いや、その、


み、見惚れていた」

「…………うん?」



何で正直に言っちゃうのこの人。
言われた方も言った方も恥ずかしくなるに決まってるでしょうが…
もっと私のあばらに気をつかってほしい。









__ドスドスドスドスドスドス





「よーーーーっ!来ちゃった!A!」

「修学旅行中の高校生か」


ダッシュでやって来たのはおそ松。
後ろに男をふたり連れている。


「あ、なんだカラ松まだ居たの?」

「居ちゃ悪いか?」

「そんなこと言ってないけど〜?」


そう言うおそ松はこちらを向いて
私の手を取って笑顔で言う。


「どう?広くていい部屋だろー?」

「ああ…まあ、そうね…、お城みたい」

「だろだろ?あと、はいこれ!」



彼の後ろにいた 強面のスーツの男たちが、
ドサっと大量の紙袋を床に置いた。

「好きなの選んでいいから!」



「なにしてんのー?あ!Aちゃん!」

「おそ松兄さん!この袋なんすか!?」

「………どーせ服とか下着とかだろ」

「正解!よく分かったね〜いちまちゅ〜」




突然ひょっこりと現れた紫、黄、ピンク。


……この3人、心なしか血の匂いがする。
さっきどこかに出かけて行ったのはそういうことか。
やっぱりマフィアなんだ、そう改めて思った。

マフィアのアジトで彼らに逆らうのは賢くない。
私はやはりこの軟禁状態を受け入れるしかないらしい。




.

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設定タグ:おそ松さん , マフィア松 , おそ松   
作品ジャンル:恋愛
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水仙(プロフ) - チョロ松笑ったwww (2017年1月22日 14時) (レス) id: 2af43545d8 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇいん - ふおおおお!!!これは続編も見なくては!!! (2017年1月14日 19時) (レス) id: 85405eb198 (このIDを非表示/違反報告)
NICO - とっても面白かったです! 続編も頑張ってください♪ (2017年1月4日 22時) (レス) id: dd50939e7d (このIDを非表示/違反報告)
スズモモ(プロフ) - なーさんさん» ほんとですか!ありがとうございます〜!おういえあ(・∀・) (2017年1月4日 17時) (レス) id: 371c610c5f (このIDを非表示/違反報告)
なーさん - めっちゃ面白い!!!!いつも見させてもらってます!!おういえあ!(゚∀゚) (2017年1月3日 23時) (レス) id: 9e37fb201f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スズモモ | 作成日時:2016年11月12日 9時

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