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幻想郷へ ページ10

「え?異変?・・・起きたの?」

『だから早く帰ってこいって云われてるんじゃん。判んないかな?』

「否、それくらい判るよ。信じたくないだけ。それくらい判るだろう?」

『うん』

そんな会話をしていると、

「あ、あの」

と、中島さんが云いづらそうに声をかけてきた。

『なんです?』

と、返してみると、

「えーっと、秋月というのは偽名・・・なんですか?」

と、返ってきた。私はお父さんを半睨みしながら、

『そうですよ。私の本名は、博麗Aです。』

と、返す。・・・お父さんが余計なこと云うから。

「そ、そうですか。えーっと、Aさん?」

『はい。・・・まぁ、幻想郷(あっち)じゃ、Aなので。後で云おうとは思っていたのですが・・・。』

「そうなんですか」

そして、お互いで苦笑していた。その後、とりあえず幻想郷に行く前に、探偵社に戻る。お父さんは外で待機させた。なんでかって?・・・国木田さんって人に怒られて長引かれたら困るから。とまぁ、そのあと、武装探偵社の人たちも、連れて博麗結界の前に来た。

『・・・あ、お父さん先行く?』

「え?」

『先いって』

といい、突き飛ばした。そしたら、博麗結界を通ったからか、姿が見えなくなる。

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作者名:朝宮藍良@元十六夜紅葉 | 作者ホームページ:http://yuuha0421  
作成日時:2023年11月14日 11時

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