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反魂 -幽々子side- ページ22

それから壊れかけた白玉楼に戻った。

もう戻らない。

幽「・・・。」

静かな白玉楼で、一人縁側に座った。

幽「いつもだったら妖夢がお茶を出してくれてたっけ。」

妖夢の足音が聞こえない白玉楼。

紫が遊びに来ない白玉楼。

Aがここで私と他愛もない会話をした白玉楼。

幽「戻ってきてよ・・・・戻ってきて・・・・お願い・・・。」

自室に戻った。

何も考えず引き出しを開けた。

紫と青が混じったような色をした扇があった・・・。

幽「!・・・。」

そのときすべてを思い出した。

私が桜を封印しようとして死んだこと。

半魂の術のこと。

そして、楽しかった生きている間のこと。

幽「半・・・・魂・・・・。」

そうだ、半魂の術を使えば・・・・。

妖夢も、紫も、Aも生き返る。

またあの日々が戻る。

でもそうしたら・・・・私が消えてしまう。

その二つの想いが交差して、苦悩した。

幽「・・・。」

「幽々子様、・・・・いき・・・て・・・くだ・・・・さ・・・・い。」

妖夢の言葉がよみがえる。

でも一人で生きていくのは辛い。生きていけない。

私が死ねば・・・・・みんなは生き返る。

そしたら、喜んでくれるかな・・・。

考えているうちに、涙が出てきた。

幽「どうすれば・・・・どうすればいいの!!!!」

「自分のしたいようにしろよ。」

幽「!」

Aの声が聞こえたような気がする。













もう、迷わない。

半魂を使う。

妖夢と、紫とAを生き返らせてみせる。

たとえそれで私が散ろうとかまわない。

幽「妖夢・・・ごめんね・・・。」

桜が紅く妖しく輝く。

桜がはらはらと散る。

















?「幽々子の馬鹿!!」

・・・・気がついたら目の前に神様?らしき人がいた。

神「あなたは・・・死にました。」

幽「え?ええ・・・。」

神「さあ、あなたは現世にいくのです。」

?「い、いやあああああああ!!!!!幽々子ぉぉぉぉ!!!!!!」

幽「・・・・。」

神「あなたの仲間です。八雲紫といいましたかね・・・。」

幽「紫!」

神「彼女は生きることを拒んだ。あなたが反魂をつかって生き返りたくなかっ

た。『どうせなら、ここで幽々子と落ち合いたいな。』とのことです。」

幽「紫・・・ごめん・・・・。」

そして彼女はまた死を選ぶ→←相打ち


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霊蝶「蝶の羽風生に暫く」


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96glou - すごく感動しました!最後、このオチもいいですね!弟子にしてくださいm(_ _)m (2016年12月25日 10時) (レス) id: afd6743223 (このIDを非表示/違反報告)
夢桜 - 今度はゆゆみょんを書いてください! (2015年1月21日 23時) (レス) id: ea5cbcd607 (このIDを非表示/違反報告)
西行桜(プロフ) - 皆様評価ありがとうございました。 (2012年5月13日 14時) (レス) id: 9dec324b7b (このIDを非表示/違反報告)
咲夜(プロフ) - もちろんおkです!! (2012年3月24日 13時) (レス) id: 9dec324b7b (このIDを非表示/違反報告)
早苗(プロフ) - はい!がんばります!! (2012年3月10日 21時) (レス) id: 9dec324b7b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲夜 | 作成日時:2012年1月16日 17時

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