星読みの姫君【オリオンの刻印】

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　＿＿昔から、時折見る夢がある。
　その中で私は、確かに星を見ていた。吸い込まれてしまいそうなほど綺麗な星空を見上げていて、そして隣には、誰かがいる。

　夢の中の私と、誰かが言葉を交わす。内容まではわからない。でもひどく楽しげで、私も誰かも優しい顔をしていた。きっとあの私は″幸せ″なのだろうと、なんとなくだけど察してしまえるくらいには。

　＿＿でも、夢に出てくるその人が誰なのかは、私にはわからない。
　まるで記憶に蓋をされているかのように、いつまでもわからないままでいる。

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しおんと申します。
イナイレ15周年を機に何気なくオリオンを見返していたら見事に再燃してしまいました。そして以前ここで書いていた小説の夢主ちゃんのことを思い出し、紡ぐのをやめてしまった物語を、また構成を考えつつ書いてみようかな、と思い筆を執った次第です。

一星くん、西蔭くん、野坂くん中心にオールメンバーと絡むお話となっております。何卒よろしくお願いいたします。執筆状態：連載中