関わらないでよ…［BROTHERS CONFLICT］

ジュウゴワ 過去編 ページ17

貴方side

…もう、家に帰りたくない。

でもこんなことにくじけてたらこの先何もできないよね！うん。

私はいつもいつも自分に言い聞かせたきた。

『ひとりで大丈夫。大丈夫だから。寂しくなんかない』って…

でもこんなに寂しくなったのは初めてかもしれない。

そりゃああんなに信じていた兄弟に裏切られたんだものw

春｢ん…A？どした？｣

あれ…なんで？なんで春樹せんぱ…いが((((ﾊﾞﾀｯ

春｢A…A…｣




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

貴｢んっ…どこ｣
春｢保健室｣
貴｢…そか。ってうわぁぁああ！｣
春｢なに？どした？｣
貴｢なんで春樹先輩ここに？｣
春｢お前のこと運んだ｣
貴｢重かったですか。ごめんなさい｣
春｢一言も言ってないけどな｣

ふふっ。春樹先輩とのこういうやりとり好きw

春｢んで？なにあった？｣
貴｢え？｣
春｢だーから家で何あった？って聞いてる。｣
貴｢な、なにもないよ〜。｣

なんで…なんで知ってるの？

春｢早く言ってね？ね？｣
貴｢まだ…何もされてないよ。
でもね〜〜〜〜ってことがあったんだ。｣

私は今までにあったことを全部話した。
特に被害があったって訳じゃない。

ただ…寂しかった。
裏切られたこと。
信じてくれなかったこと。
約束を守ってくれなかったこと。

そして…嬉しかった。
信じるよって言われたこと。

春｢泣くほど辛かったんだな。｣

え…私は今…泣いてるの？

貴｢うわぁぁぁぁああん;;｣

わぁ。目真っ赤。

私はこの時決心した。

朝日奈家を出ていこう。

貴｢春樹先輩。私…朝日奈家から家出します。｣

春｢おうっ！ってええ？｣

ええ？？

春｢行く宛あるのか？｣

あ…

春｢ないのかwwじゃ俺の家に来たら？祐も喜ぶ。母さんもな｣

春樹先輩の家…確かにお母さん同士仲いいし。

貴｢うんっ！！｣

春｢じゃ。明日土曜だから明日迎え行くな。｣

そう言って私たちは別れた。

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