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猫好き同盟が築かれるまで(回想)3 ページ40

Aの言葉で場地も
慌ててポケットから携帯を取り出す

場地「あーダメだな」

ビッショリに濡れた携帯は水没し
言うまでもなく使い物にならない

場地「Aも川に落としたならもうダメだろうな」

A「そんな…私の小動物フォルダ…」

場地「お前も猫好きなのか?」

A「小動物見て嫌な気持ちになる人はそう多くないと思いますけど」

千冬「ま、まぁまぁ、俺の携帯は無事なんで、今度写真送りますよ。俺が飼ってるペケjの写真とか!」

落ち込むAは千冬の言葉に少し表情を明るくする

A「ホント神。ありがとうございます」

場地「おー、俺にも頼むわ。A、今度猫の写真撮ったら俺に送れよ。そしたら俺も猫の写真送ってやるよ」

A「一緒に写真データ破損してるのに?」

Aの最もらしい言葉に
場地は余裕そうな笑みを浮かべ
得意げに言った

場地「俺の部屋は野良猫が自由に入れる様に常に窓開けてんだよ。つまり俺は猫の写真が取り放題だ」

A「は…?場地さんて本当に…」

The不良の王道を地で行く人だな…
と思ったのは今でも鮮明に思い出せる

だけどその提案は凄く魅力的で…

A「その契約乗った!」

場地「よーし、じゃあ猫好き同盟結成って事で」

千冬「うっす!」







ーーーーーーー回想終ーーーーーーー

A「って事がありまして」

話を聞いていた皆は何とも言えない表情で
三ツ谷に至っては呆れ顔をしている

三ツ谷「ああ〜、あの珍しく連絡が取れなくて、全身びしょ濡れで帰ってきた日な。ツッコミてー事は沢山あるが、まずは危ねーんだよ!お前は!」

マイキー「いや〜、いつ言おうかと思ってたけど、お前バカだろ」

ドラケン「場地も不良の大道ちゃあ大道なんだけどよ、Aちゃんも大概大道なんだよなぁ〜」

A「そんな滅茶苦茶言われると思わなかった」

エマ「Aさん、今度私にも写真送って。私のとっておきコレクション送るから」

A「もちろんいいよ。エマちゃんのコレクション楽しみ」

カチャカチャと携帯を操作し
Aとエマはお互いのコレクションを送り合う

場地「なんだよ、まさかお前も猫の画像持ってんのか?」

エマ「そりゃちょっとくらいは。でもそう言うのじゃないの、これは」

場地「なんだよ。期待させやがって。とりあえずどんな画像か見せてみろよ」

場地にのぞき込まれそうになった携帯を
先に画像を確認したAが慌てて伏せる

A「だ、だめ!?」

集会後の歓談→←猫好き同盟が築かれるまで(回想)2



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くらら(プロフ) - あさん» ご指摘ありがとうございます (2022年6月12日 13時) (レス) id: 10f98cb4da (このIDを非表示/違反報告)
- 三ツ矢ではなく三ツ谷です…。作品自体は面白いので少し勿体ないような気がしました🙇‍♀️💦 (2022年6月12日 12時) (レス) @page5 id: 645db5c9a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くらら | 作成日時:2022年5月30日 3時

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