東京リベンジャーズ【さだめられた運命の中で】2

水着 ページ10

三ツ谷｢おぅ、マイキーとドラケンが突然仲直りしたらしくてな。タケミッチのお陰らしい｣

A｢エマちゃんとヒナちゃんに聞いた〜。じゃあ明日は私2人と女子会して来てもいい？｣

三ツ谷｢お〜。ほんと仲良いなぁ、オマエら。最近ルナとマナの世話任せっきりだったからな。助かったわ。行ってこい｣

やったと内心ガッツポーズのA

三ツ谷｢今日は泊まってくのか？｣

A｢三ツ谷君がいるなら私が泊まる必要ないから、帰るよ。姉もきっと帰ってこないだろうし｣

オムライスをテーブルに並べ
適当に雑談をしながら夕食を終える
遅くならないように食卓を片付ける
Aの耳にルナをの声が聞こえた

ルナ｢おにーちゃん！ルナの水着どこー？｣

三ツ谷｢あー？そこにあるだろ｣

ルナ｢違うよ！Aちゃんのみたいなカワイーやつだもん！！｣

癇癪を起こしそうなルナの声と言葉に
ハタと一瞬Aの動きが止まり
次の瞬間片付けを中断し茶の間に飛び込む

だが時すでに遅し
マナがAの荷物を開け
水着を引っ張りだしていた

三ツ谷｢へぇ〜｣

崩れ落ちるたAの頭上から
いつもより低い三ツ谷の声が聞こえる

A｢み、三ツ谷…君…｣

三ツ谷｢それ、着るつもり？｣

A｢いや、それは...｣

悪いことをしている訳でもないのに
笑顔の三ツ谷が怖くてそっと視線を外す

マナ｢海にいくって。なんぱ？で思いで作るって｣

もう止めて......！？！？

声を発する勇気もなくAは
心の中で悲痛な叫びをあげた

子供とは恐ろしい
無邪気に遊んでいるようで
その実しっかりと話を聞いていたなんて

A｢ち、違くて...これは...｣

三ツ谷｢とりあえずこの布縫っていいか？｣

A｢縫うって何！？それはそれで完成系｣

食い気味に被せられた三ツ谷の言葉に
Aもつい食い気味で突っ込んでしまう

三ツ谷｢いや、明らかに布面積足りてねぇーだろ。布継ぎ足してやるよ｣

A｢三ツ谷君、水着ってそういうものだから...｣

三ツ谷｢スリットとかいらねーな｣

A｢ちょ...三ツ谷君！｣

A｢わかった！ワンピースの水着を買い直すから！それで許して！！｣

私だって自分でこんな水着を選んだりしない
でもヒナちゃんとエマちゃんが似合うって言うから

まさか見られるなんて...
恥ずかしい...

とりあえず必死で言い訳と説得を繰り返し
水着をひったくって三ツ谷の家を飛び出した

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