【黒バス】"キセキ"みたいな毎日で。

とりっぷ.28 ページ28

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「入部してから半年…やはり向いてないものは、どうしようもありません。




…ましてやこの帝光中学校では僕はとてもチームの役に立てそうにありません」


「黒子…」


そんなに…思いつめてたなんて…
どうして私は助けてあげられなかったんだろう。


「チームに必要ない選手なんていねーよ。
たとえ試合に出られなくても……一軍の奴らより…文字通り誰よりも遅くまで残って練習してる奴がまったく無力なんて話あってたまるかよ。
少なくとも俺はそんなお前を見て尊敬してたしもっと頑張ろうと思えたんだ。諦めなければ必ずできるとは言わねぇ、けど諦めたら何も残んねぇ」



その言葉はとても重く、黒子だけじゃなく私の心にも響いた。

どうしてそんなこと言えるんだろう。


……私じゃ、声すらかけれなかったのに…。



「青峰。最近見ないと思っていたらこんな所にいたのか」

「赤司、緑間も紫原も…」

「水ちん、ここに居たんだ〜」

「うん。自主練もう終わったんだね」

「とっくに終わったのだよ」



あれ、さっきまでシリアス展開だったのに……
一気に騒がしくなっちゃってるし。

黒子めっちゃ目パチパチさせてるね、うん
なんかごめんなさい…。

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