第一章 ー呼び方と絆の関係ー 5 ページ11
__翌朝。
Aは朝早くに目を覚ました。
(何すりゃいいんだろ……)
とりあえず、寝間着から普段着に着替える。
「部屋から出なきゃ始まんねーな」
またまたとりあえず 、自室から出る。
「お、Aじゃん! 」
「お前、朝早ぇなー」
偶然、藤堂と永倉がいた。
「おはようございます、藤堂さんと永倉さん」
「おぅ、おはようさん。…で、何が始まらないんだ?」
先ほどの独り言は聞かれていたらしい。
「俺の仕事が始まらないってことですよ。これから朝餉の準備ですよね?俺も手伝います 」
「Aって働きもんだなー」
「そうだな。お前と違ってな、平助」
「んなっ!? 新八っつぁん 人のこと言えんのかよー! 」
「ほら、台所行きましょう」
終わりの見えない言い合いに、Aは終止符を打った。
__台所にて。
「藤堂さん、みそ汁に味噌入れすぎです」
「永倉さん、野菜をそんな大きく切ったら ほとんどの人の口に入りませんよ」
「あっ、魚 焦げてる! 」
こいつら本当に料理経験あんのか、という ひどい状態だった。
…そんな中でもAは嫌な顔ひとつしなかった訳だが。
「悪いなー、Aちゃん。メーワクかけちまって」
「手伝ってもらったって言うか、逆にオレらが手伝ってるって感じだったもんなー」
「俺が好き好んでしてるんです。迷惑だなんて思いませんて」
「うぅ……。いい子だなぁ、Aちゃんは……よし、この俺が 最後の一仕事をしてやろう! と 言う訳で、他の奴ら 広間に集めとくぜ! 」
……永倉は、台所から出ていってしまった。
「うぉい、新八っつぁん 膳を運ぶのサボんなよ! 」
つまりは、そういうことであった。
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霜月こよみ - 嬉しすぎて慌てたせいで、下の返信がどなた宛てか分からなくなってしまいました。すいません。燐タロ様への返信です。 (2016年3月1日 23時) (レス) id: 953b6274fe (このIDを非表示/違反報告)
霜月こよみ - 閲覧、そしてコメント、ありがとうございます! これからこの2人はどんどん絡んでいく予定ですので、楽しみにしていて下さいませ! 更新頑張ります! (2016年3月1日 21時) (レス) id: 953b6274fe (このIDを非表示/違反報告)
燐タロ - 主人公と沖田さんの関係が気になります。更新楽しみに待ってますね(*´∇`*)。 (2016年3月1日 15時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - 最近 まったく更新出来なくてすいません。現実がもう少し落ち着いたら、書き出そうと思っています。こんな作品ですが、これからもよろしくお願いします。 (2015年1月28日 23時) (レス) id: 953b6274fe (このIDを非表示/違反報告)
冷凍バナナ(プロフ) - 頑張って!霜月ちゃん(*´∨`*)ノ"面白いよ! (2014年11月8日 11時) (レス) id: 55ea56e042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜月こよみ | 作成日時:2014年3月22日 15時