第34話 ページ36
藤堂side.
Aはキョトンとして、俺を見た。
藤堂「え、俺変なこと言った？」
原田「やっぱ、平助は平助だな。」
藤堂「ちょ、左之さん！それどういうことだよ！絶対褒めてねぇだろ！」
そんな俺たちを見て、Aは少し笑った。
A「そうだね、夏は涼しいかもしれない。……平助くん、ありがとう。それじゃあ、私は部屋に戻りますね。原田さん、しっかり温まってくださいね！」
Aはそのまま、この部屋から出ていった。
藤堂「何かあったのか？」
原田「まあ、ちょっとな。」
十番組は今日巡察だったはず。
Aは自分の見た目に嫌な思い出があるみたいだし、巡察中に何かあったのかもしれない。
藤堂「ふぅーん。まぁ、いいけどさ。左之さん、Aのこと結構気にかけてるよな。」
元々女子供に優しい人だけど、それにしたって…。
それは、左之さんも自覚していたのか、そうだな、と苦笑した。
原田「俺と境遇が似てるからかもな。」
藤堂「境遇？」
原田「ああ。俺もこの髪のせいで、昔は苦労したからな。」
つまり自分と重ねてるってことか。
それだけって感じでもねぇ気がするけど、まぁいっか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 95人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彗.(プロフ) - そうすけさん» あけましておめでとうございます！ありがとうございます！面白いと思ってもらえるようなものが書けるように頑張ります！ (2017年1月8日 13時) (
レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
そうすけ - 何か面白い作品ですね！更新楽しみにしてます。それと、謹賀新年！今年も楽しい作品沢山更新してくださいね！ (2017年1月7日 3時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彗. | 作成日時：2016年11月23日 17時
