検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:9,008 hit

貴方side. ページ7

私達新選組を含む旧幕府軍は、また出発の準備をし始めていた。

バタバタしていたせいか、なんだか眠れなくて外にいた私の元に土方さんがやって来た。

土方「まだ起きてたのか。」

A「土方さんこそ、もうお休みになられた方が良いんじゃないですか?」

私と違って忙しいはずだし。

土方「眠れねぇのか?」

A「……はい。なんだか、不安なんです。」

土方「不安?」

A「私達はどこまで行くんだろうって。こんなこと言ったら駄目なのかもしれませんけど………蝦夷へ行ったからって勝てる気はしないんです。もちろん、負ける気はありません!でも………。」

確実に私達は追い込まれて行っている。
気づけば逆賊扱いになっているし。
だからって、降伏するつもりもないけれど。

土方「お前の言いてぇことはわかる。………きっと、蝦夷が最後の戦場になるだろう。良くも、悪くもな。」

A「はい。」

土方「……お前の覚悟を、疑ってるわけじゃねぇ。だが、お前は本当に蝦夷まで来るのか?」

A「もちろんです!不安だけど、側にいたいですから。」

土方「そうか。」

みんな、不安だと思う。
死ぬのが怖くない人なんているはずないもん。
私だって怖い。
でも、土方さんと離れ離れになる方が、今は怖い。
だから、どんなに不安だって土方さんについて行く!


だって、私は土方さんか好きだから。

貴方side.→←貴方side.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定タグ:薄桜鬼 , 妄想 , 恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彗. | 作成日時:2016年10月23日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。