貴方side. ページ10
私はみんなの視線を感じながら口を開いた。
A「私………あの日のことよく分からない、というかあまり覚えていないんです。」
皆「「はぁ？」」
土方「そりゃ、どういう意味だ。」
A「羅刹が来て、応戦しようとしたところまでは覚えてるんですけど……私、そのあと意識がなくなって、気づいたら羅刹が倒れてて。」
原田「羅刹が勝手に……ってことはねぇだろうしな。」
藤堂「その前にこの中の誰かが倒しに行ったってわけでもねぇだろ。」
沖田「君が倒したってわけじゃないの？」
A「はい。多分……。」
？？『その日のこと、私が説明しましょうか？』
皆「「？！」」
私を含む広間にいる全員の動きが止まる。
今の声…………聴いたことがあるような。
土方「今の声、どっからだ。」
？？『貴方達に私の姿は見えないと思います。』
やっぱり、この声！
A「もしかして、この前の夜の？」
？？『そうです。私はAの持っている石に宿っている式神のようなものです。残念ながら今のAの力では、私のことを実体化させられないので……。』
私はいつも首からかけている石を取り出す。
原田「そいつは、母さんがお前にあげてたやつか？」
A「うん、ずっと持ってるの。そういえば、お母さんに私のことを守るように頼まれたって言ってたっけ？」
？？『えぇ。私は代々朱鬼の一族の長である紅桜家に仕えていた紅玉と申します。代々朱鬼の長は女鬼でした。そして、陰陽術のようなものを使うことに長けていて、私のような式神を呼び出すことが出来たんです。』
原田「つまり、俺たちの母さんはただの朱鬼ってだけでなく、朱鬼の長だったってことか？」
紅玉『はい。けれど、貴方達の母親である椿様は朱鬼の一族が滅ぼされる前に人間の男と駆け落ちし村から出ていたので、私は次の朱鬼の長になるはずだった貴方を守るためにここにいます。まぁ、椿様はただ単に自分の娘を守って欲しかっただけだと思いますが。』
私を含む広間全員は、いきなりいろんなことを話されすぎて、頭がついていっていなかった。
土方「ひとまずだ。お前が何者だとか、Aの話は俺にはわからねぇが、お前はこの間の夜、Aの部屋で何があったか知ってるっつってたよな？」
紅玉『えぇ。あの羅刹？でしたっけ、とかいうの倒したのは私なので。』
皆「「「「？！」」」」
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彗.(プロフ) - 総ちゃんさん» コメントありがとうございます！期待に応えられるものが書けるように頑張りますね(*^^*) (2016年9月29日 19時) (
レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年9月29日 18時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 平ちゃん離隊しちゃうんだね(ノД`)・゜・。主人公がみんなを守れたらいいのに(ノД`)・゜・。主人公頑張れ(^▽^)/ (2016年2月10日 21時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - いやー、さすがっていうか天然女たらしだね歳は（・∀・）ﾆﾔﾆﾔただでさえ、勇さんも究極というか国宝級の天然ぶりだからね(^▽^)/新選組のみんなって、案外天然の集まりカモ(^▽^)/ (2015年12月22日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 歳とデート（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ紅玉さん、いいところで邪魔しちゃ駄目だよ(●´ω｀●)歳、主人公を甘味処に誘うなんてナーイス(^▽^)/このままいい雰囲気になればいいのに（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ (2015年11月5日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗. | 作成日時：2015年6月14日 20時
