貴方side. ページ31
左之兄たちの見送りに来たのは、私と斎藤さんだけだった。
A「2人とも身体には気をつけて下さいね。」
原田「ああ。お前もな。」
永倉「確かに。俺はAちゃんの方が心配だぜ。」
A「うっ。……私も、気をつけます。」
原田「斎藤、お前はずっとここにいるつもりなのか？」
斎藤「俺にはまだ、ここで成すべきことがある。」
原田「そうか。」
永倉「じゃ、俺たちはそろそろ行くぜ。」
A「左之兄、永倉さん。またどこかで！」
原田「ああ、またな。」
永倉「おう！2人も元気でな！」
私と斎藤さんは2人が見えなくなるまでその場を動かなかった。
〜その日の夜〜
A「土方さん、お茶をお持ちしました。」
土方「おう、悪ぃな。」
土方さんの周りには、今日もたくさんの書類が積まれていた。
A「土方さん、もしよろしければお手伝いします。何をすればいいですか？」
土方「 別に大丈夫だから、気にするんじゃねぇよ。」
A「私が手伝いたいだけなので、土方さんこそ気にせず私を使ってください。」
そこまで言うと、土方さんは一度筆を置き私の方を向いた。
すごく真面目な顔で見られて、何かと思って私も背筋が伸びる。
土方「なんで、原田と行かなかった。」
こんな事を聞かれるなんて思ってなかった。
あまりにも急で、私は驚いてしまった。
A「………ここに、居たかったからです。」
土方「唯一の家族と、離れてまでか。」
A「…はい。」
確かに、最初にここに来たのは左之兄に会うためだけだった。
けど、新選組で過ごしているうちに、ここの人達が大好きになった。
私の事を認めてくれる人達がいる場所の居心地の良さを知った。
左之兄には永倉さんがいる。
私も、支えたい人が見つかった。
土方さんの側に、いたい。
A「確かに、左之兄に会うためにここに来ました。けど今は、ここの皆さんと一緒に最後まで戦いたいと思っています。少しでも役に立ちたいと思っています。だから、左之兄と別れてしまう道だとしても、ここに残ると決めました。」
土方「……そうか。なら、いいけどよ。」
A「はい。心配してくれてありがとうございます。」
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彗.(プロフ) - 総ちゃんさん» コメントありがとうございます！期待に応えられるものが書けるように頑張りますね(*^^*) (2016年9月29日 19時) (
レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年9月29日 18時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 平ちゃん離隊しちゃうんだね(ノД`)・゜・。主人公がみんなを守れたらいいのに(ノД`)・゜・。主人公頑張れ(^▽^)/ (2016年2月10日 21時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - いやー、さすがっていうか天然女たらしだね歳は（・∀・）ﾆﾔﾆﾔただでさえ、勇さんも究極というか国宝級の天然ぶりだからね(^▽^)/新選組のみんなって、案外天然の集まりカモ(^▽^)/ (2015年12月22日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 歳とデート（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ紅玉さん、いいところで邪魔しちゃ駄目だよ(●´ω｀●)歳、主人公を甘味処に誘うなんてナーイス(^▽^)/このままいい雰囲気になればいいのに（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ (2015年11月5日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彗. | 作成日時：2015年6月14日 20時
