貴方side. ページ3
眼を覚ますと、私の横には山崎さんがいた。
山崎「眼が覚めたか。」
そう言って山崎さんは私の額の手ぬぐいを変える。
A「私……どうしたんですか?」
山崎「二日間寝たままだったんだ。水を飲むか。」
私はまだだるい身体をなんとか起こして、山崎さんから水を受け取り、一口飲む。
A「私、二日間も眠ったままだったんですね。ご迷惑おかけしました。」
山崎「いや、これも俺の仕事だ。それより具合はどうだ。」
A「まだ少し身体が重くて、だるい感じです。」
山崎「頭痛や吐き気はあるか?」
A「頭痛は少し。」
山崎「そうか、わかった。俺は副長に君が起きたことを報告してくる。その間にこの薬を飲んでおいてくれ。」
山崎さんは着物の中から薬を取り出し
畳の上に置いた。
そして、そのまま私の部屋を出ていった。
私は薬をとって口の中に入れ、近くに置いてあった水で流し込む。
A「うぅ、苦い……。」
そのまま身体を起こしているのが辛くなり、私はまた布団の上に横になる。
そういえば二日前のあの夜に私の部屋に来た羅刹はどうなったんだろう。
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今は考えても仕方ないし、頭痛いし、もう一度寝よう。
今は、早く治して少しでも早く隊務に戻ることが一番だし。
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彗.(プロフ) - 総ちゃんさん» コメントありがとうございます!期待に応えられるものが書けるように頑張りますね(*^^*) (2016年9月29日 19時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
総ちゃん - 続きが気になります。更新楽しみに待ってます(゜∇^d)!!(゜∇^d)!! (2016年9月29日 18時) (レス) id: 725f51c669 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 平ちゃん離隊しちゃうんだね(ノД`)・゜・。主人公がみんなを守れたらいいのに(ノД`)・゜・。主人公頑張れ(^▽^)/ (2016年2月10日 21時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - いやー、さすがっていうか天然女たらしだね歳は(・∀・)ニヤニヤただでさえ、勇さんも究極というか国宝級の天然ぶりだからね(^▽^)/新選組のみんなって、案外天然の集まりカモ(^▽^)/ (2015年12月22日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - 歳とデート(・∀・)ニヤニヤ紅玉さん、いいところで邪魔しちゃ駄目だよ(●´ω`●)歳、主人公を甘味処に誘うなんてナーイス(^▽^)/このままいい雰囲気になればいいのに(・∀・)ニヤニヤ (2015年11月5日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗. | 作成日時:2015年6月14日 20時