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貴方side. ページ10

『お前って人じゃねぇんだろ?』


『あんな紅い髪の人いるわけないもんね。』


『あんなやつここの村から出ていってくれればいいのに。』


『さっさと死ねばいい。』








みんなの声が聞こえる。


怖い。





A「痛い!やめて!」


同じ歳くらいの男の子達に髪を引っ張られていた。


男の子「お前の髪って本当に気持ち悪いな。」

男の子「全部切っちまえばいいんじゃねぇか?」


そんなことを言いながら笑っていた。


A「やめてよ!」


私は必死に逃げようとしたけど、上手くいかなくて。


私は今にも泣きそうだった。



原田「おい、お前ら!俺の妹を泣かせてんじゃねぇ!!」


男の子「やば!逃げろ!!」


そこに来てくれたのは左之兄だった。


A「左之兄!」


私は左之兄に飛びついた。


そんな私を受け止めて左之兄は私の頭を優しく撫でてくれる。



左之兄はいつも私が大変な時に助けに来てくれる。


原田「ったく、あいつらも懲りねぇな。A、大丈夫か?」

A「うん、ありがとう。」


原田「髪ボサボサじゃねぇか。ちょっと待ってろよ。」


左之兄は手櫛で私の髪をとかしていく。


原田「まあ、こんなもんか。」

A「ありがとう。」


原田「ほら、帰るぞ。」

そう言って出された手に私は元気よく返事をして握った。









これが、私の日常。


でも、この時はまだまだましだった。




だって、左之兄がいつも助けてくれたから。


それにみんながまだ、子供だったから。






酷くなったのは、左之兄がここの村から出て行ってしまってからだった。

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平助 - 作者テスト頑張れ(●´ω`●)平助共々応援していますので、頑張ってください。薄桜鬼のメンバー全員がついてるからね(●´ω`●) (2015年6月7日 2時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - すごいよ(●´ω`●)羅刹の人を解放させるなんて(●´ω`●)主人公作者平助共々応援しています。これからも頑張ってください。続楽しみにしています。 (2015年5月25日 1時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» いつもコメントありがとうございます!ちゃんとキュンってなる作品になるようにこれからも頑張ります! (2015年5月18日 23時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - きやー・・・・やばいやばいよ主人公が危ない。だけど、主人公の中にいる人助けてあげて。平助君左之兄早く全力で主人公の元に行ってあげて。でも、面白い。主人公作者これからも平助共々応援してますので頑張ってください。 (2015年5月18日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» コメントありがとうございます!頑張ります!いろいろ案を書いてくれてありがとうございます!いろいろ考えてみます! (2015年5月15日 20時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彗. | 作成日時:2015年3月4日 20時

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