貴方side. ページ47
あれから数日後。
私はいつも通り土方さんの手伝いを終え、自分の部屋に戻ってきていた。
いつもならもう少し遅くまで手伝っているのだが、なんだか頭がふらふらして集中できなくなって、土方さんに今日はもう寝ます、と言ってきた。
さっきより、頭痛い気がするし、本当に早く寝たほうが良さそう。
私は怠い体を動かし、夜着に着替えて布団に入った。
〜次の日〜
A「やばい、悪化したかも。」
昨日より明らかに頭が痛いし、熱くてぼーっとする。
体も全然力が入らない。
けど、外を見るとそろそろ朝ごはんの時間だ。
行かないとみんなに心配かけちゃう。
私は無理やり体を動かし、何度か倒れそうになりながら着替えて、廊下に出る。
なんとか壁伝いに歩いて行き、広間にたどり着く。
一度深呼吸しようとすると、ふらっとして私はそこで倒れてしまった。
ドタン!
意識はあるけど、体が動かない。
なんとか起き上がろうとしていると、左之兄が出てきた。
原田「?!A、大丈夫か?」
左之兄はすごく驚いた顔をしたあと我に返ったように私の体を抱き起こしてくれた。
A「う、うん。少しふらっとして、倒れちゃっただけだから。」
そう言って笑うと、左之兄は私の額に手を当てた。
原田「凄い熱じゃねぇか。」
そう言うと、他のみんなも広間から出てきた。
藤堂「うわっ、大丈夫かよ。顔真っ赤だぞ?」
沖田「よくそんな状態でここまでこれたね。」
斎藤「無理はしないほうがいいと思うが、山崎を呼んできましょうか。」
土方「あぁ、頼む。」
斎藤さんは、私の横を通り山崎さんを呼びに行った。
A「すいません、迷惑かけないようにって思って来たんですけど、逆に迷惑かけちゃいました。」
原田「ったくお前は。誰も迷惑だなんて思ってねぇよ。こういう時くらい素直に甘えてろ。」
左之兄は私のことを抱え上げる。
土方「あぁ、そのほうがいい。山崎にもお前の部屋に行ってもらうから寝てろ。」
A「はい、みなさんこれから朝ごはんだったのに、すいません。」
藤堂「そんなこと気にすんなって!それより、お前は自分の体調治すこと考えてろよ。」
平助くんはそう言って笑ってくれた。
A「うん、ありがとう。」
私は胸があったかくなった。
ひとまず、早く治そう。
私は左之兄に部屋まで運んでもらい、布団に入った。
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平助 - 作者テスト頑張れ(●´ω`●)平助共々応援していますので、頑張ってください。薄桜鬼のメンバー全員がついてるからね(●´ω`●) (2015年6月7日 2時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - すごいよ(●´ω`●)羅刹の人を解放させるなんて(●´ω`●)主人公作者平助共々応援しています。これからも頑張ってください。続楽しみにしています。 (2015年5月25日 1時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» いつもコメントありがとうございます!ちゃんとキュンってなる作品になるようにこれからも頑張ります! (2015年5月18日 23時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - きやー・・・・やばいやばいよ主人公が危ない。だけど、主人公の中にいる人助けてあげて。平助君左之兄早く全力で主人公の元に行ってあげて。でも、面白い。主人公作者これからも平助共々応援してますので頑張ってください。 (2015年5月18日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» コメントありがとうございます!頑張ります!いろいろ案を書いてくれてありがとうございます!いろいろ考えてみます! (2015年5月15日 20時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗. | 作成日時:2015年3月4日 20時