貴方side. ページ44
風間「貴様か、土方。」
土方さんは腰の刀に手をかけ、今にでも抜きそうな勢いだった。
土方「新選組の屯所に何の用だ。」
すごい殺気を放ちながら土方さんは風間さんを睨むが風間さんは全く怯んでいないようだった。
風間「新選組に用があったわけでも、貴様に用があったわけでもない。俺はAに用があったのだ。」
土方「そいつも新選組の隊士に変わりはねぇ。お前は俺たち新選組の敵だろ。ここで俺に斬られても文句はねぇよな。」
そう言って土方さんは刀を抜いて風間さんに向けた。
風間「貴様らのような田舎侍に遅れをとる俺ではない。どうしてもというなら、付き合ってやるがな。」
風間さんも立って刀を抜き、土方さんと対峙する。
土方「言ってくれるじゃねぇか。」
私は流石にやばいと思い二人の間に立った。
土方・風間「なっ!」
二人とも驚いたのか一瞬固まる。
土方「何やってんだ、危ねぇだろ!」
風間「どけろA。」
A「こうなったのは私のせい、かもしれませんけど、とにかくやめてください!」
ひとまず土方さんから納得させようと思い、まず土方さんのほうを向く。
A「確かに風間さんが勝手に入ってきたのは良くないですけど、私が引き止めてしまっていたんです。すいません。それに今ここで戦ったら騒ぎになっちゃいますよ!」
土方「確かに、それもそうだが。」
土方さんは少し考え込む。
この隙に風間さんも。
A「風間さんも、今回は私が引き止めてしまったので、そこはすみません。けど、土方さんと戦う理由は今はないですよね?なので、ここは引いてもらえませんか?」
風間「お前に頼まれたら仕方がないな。ここは引いてやる。」
A「ありがとうございます!」
風間「だが、さっきの話は忘れるな。お前がここに居るという限り、無理にとは言わないが、つらくなったらいつでも俺のところに来い。」
風間さんはそう言って屯所の塀を飛越えて行ってしまった。
土方「行ったか。」
土方さんは刀を鞘に収め、私のほうへ歩いて来る。
A「すいませんでした!」
土方「何がだ。」
A「新選組の敵である風間さんと普通に話をしていました。ここが新選組の屯所だということをわかっていたのに・・・。」
私は土方さんへ頭を下げた。
土方「お前が謝るところはそこじゃねぇだろ。」
A「えっ?」
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平助 - 作者テスト頑張れ(●´ω`●)平助共々応援していますので、頑張ってください。薄桜鬼のメンバー全員がついてるからね(●´ω`●) (2015年6月7日 2時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - すごいよ(●´ω`●)羅刹の人を解放させるなんて(●´ω`●)主人公作者平助共々応援しています。これからも頑張ってください。続楽しみにしています。 (2015年5月25日 1時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» いつもコメントありがとうございます!ちゃんとキュンってなる作品になるようにこれからも頑張ります! (2015年5月18日 23時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - きやー・・・・やばいやばいよ主人公が危ない。だけど、主人公の中にいる人助けてあげて。平助君左之兄早く全力で主人公の元に行ってあげて。でも、面白い。主人公作者これからも平助共々応援してますので頑張ってください。 (2015年5月18日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» コメントありがとうございます!頑張ります!いろいろ案を書いてくれてありがとうございます!いろいろ考えてみます! (2015年5月15日 20時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗. | 作成日時:2015年3月4日 20時