貴方side. ページ5
私は土方さんに呼ばれたので、膳を下げて部屋に向かった。
A「Aです。失礼します。」
土方「ああ。」
中に入って文机に向かっている土方さんの横に座る。
A「あ、あの。どうしたんですか?」
土方「どうした、はこっちの台詞だ。」
A「えっ?」
土方さんの言っている意味がわからない。
何か変なことをしただろうか。
そんな私の雰囲気に気づいたのか、土方さんはこちらを振り返る。
土方「晩飯の時のことだよ。なんかあったのか?」
土方さんにも変だって思われてたんだ。
顔に出やすいのかな、私。
A「いえ、何も無いですよ。本当に、みんなで食べるのは楽しいって思っただけです。」
土方「それも思ってるのかもしれねぇが、それ以外にも考えてただろ。」
A「か、考えてないです。」
土方「はぁー。嘘つくのが下手だな、てめぇはよ。」
A「うっ・・・。」
土方「まあ、そこまで言いたくねぇならいいけどよ。本当に何かあるなら、ちゃんと言えよ。それとも俺たちは、お前に信頼されてねぇのか?」
A「そんなことは、ないです。」
けど、やっぱり怖い。
今まで関わってきた人間達に、私は散々傷つけられてきた。
精神的にも、肉体的にも。
新選組の人達はそんな人じゃないと思う。
けど、やっぱり怖い。
陰では何か言われてるんじゃないかとか。
だから、怖くなる。
人と関わることが。
土方「そうか。・・・なら、部屋に戻っていいぞ。用はそれだけだ。」
A「はい。じゃあ、失礼しま・・・あっ。」
土方「なんだ、どうした?」
A「明日は普通に外出していいですか?」
土方「ああ。どうかしたのか?」
A「えっと、お礼に行ってこようかなぁと思いまして。」
土方「誰に・・・って、まさか・・・!」
A「風間さんに。」
土方「一人でか?」
A「はい。」
土方「・・・・・・・俺もついてく。」
A「えっ?」
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平助 - 作者テスト頑張れ(●´ω`●)平助共々応援していますので、頑張ってください。薄桜鬼のメンバー全員がついてるからね(●´ω`●) (2015年6月7日 2時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - すごいよ(●´ω`●)羅刹の人を解放させるなんて(●´ω`●)主人公作者平助共々応援しています。これからも頑張ってください。続楽しみにしています。 (2015年5月25日 1時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» いつもコメントありがとうございます!ちゃんとキュンってなる作品になるようにこれからも頑張ります! (2015年5月18日 23時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - きやー・・・・やばいやばいよ主人公が危ない。だけど、主人公の中にいる人助けてあげて。平助君左之兄早く全力で主人公の元に行ってあげて。でも、面白い。主人公作者これからも平助共々応援してますので頑張ってください。 (2015年5月18日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» コメントありがとうございます!頑張ります!いろいろ案を書いてくれてありがとうございます!いろいろ考えてみます! (2015年5月15日 20時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗. | 作成日時:2015年3月4日 20時