番外編 ページ23
原田『もういいかい。』
かくれんぼ。
鬼は左之兄。
私は必死に隠れる場所を探して、家の中をウロウロしていた。
A『まあだだよ。』
左之兄は玄関の近くで目を閉じて数えている。
私はなるべく遠くに行こうと思って玄関から遠ざかった。
もうすぐ左之兄が来ちゃう!
近くにあった布団の中に隠れる。
原田『もういいかい。』
A『もういいよ。』
それからしばらくして左之兄の声が近づいてきた。
原田『A?こっちか?』
私はなるべく息を殺して動かないようにする。
けど、私が被っていた布団は左之兄にはがされる。
原田『みぃつけた。』
A『えへへ、見つかっちゃった。次は私だね!』
左之兄に頭を撫でられる。
小さい頃の私はこうやって左之兄と遊ぶ時間が一番好きだったなぁ。
・
・
・
A「ん。」
私はゆっくり目を開ける。
夢か。
左之兄と遊んでた時の夢。
懐かしいなぁ。
こんな楽しい夢見たの久しぶりかも。
山南さんのおかげかな。
ひとまず、起きないと。
私は布団から出て違和感を覚える。
A「あれ?こんなに布団大きかったっけ?」
夢から覚めたばっかりでまだ寝ぼけてんのかな?
布団をたたんで押し入れにしまい、着替えようと鏡にかかっている布をめくって前に立つ。
A「あれ?私って、こんなに小さくなかったよね?」
よくよく見ると寝着もかなりぶかぶかだ。
これじゃあ、さっきまで見てた夢と同じ姿だ。
もしかしたら、夢の続き?
な訳ないよね。
A「えぇぇぇぇ?!なんで!」
夢じゃなくて現実だと理解するとなんで小さくなったのか訳が分からなくなる。
ど、どうしよう。
そんなことを考えていると、
土方「A、どうかしたか?」
ひ、土方さん!?
A「べ、べ、別になんでもないですよ!」
土方「そんな訳ねぇだろ。明らかに動揺してんじゃねぇか。」
A「いや、ちょっと。・・・・・少し、体調が悪いので今日はここに引きこもってますね。」
土方「はぁ?いや、入るぞ。」
A「あっ、ちょっ、土方さん!」
土方「はっ?」
私の姿を見た土方さんは、固まってしまっていた。
なんでこうなっちゃったの?
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平助 - 作者テスト頑張れ(●´ω`●)平助共々応援していますので、頑張ってください。薄桜鬼のメンバー全員がついてるからね(●´ω`●) (2015年6月7日 2時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
平助 - すごいよ(●´ω`●)羅刹の人を解放させるなんて(●´ω`●)主人公作者平助共々応援しています。これからも頑張ってください。続楽しみにしています。 (2015年5月25日 1時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» いつもコメントありがとうございます!ちゃんとキュンってなる作品になるようにこれからも頑張ります! (2015年5月18日 23時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
平助 - きやー・・・・やばいやばいよ主人公が危ない。だけど、主人公の中にいる人助けてあげて。平助君左之兄早く全力で主人公の元に行ってあげて。でも、面白い。主人公作者これからも平助共々応援してますので頑張ってください。 (2015年5月18日 23時) (レス) id: d5fb67acfc (このIDを非表示/違反報告)
彗.(プロフ) - 平助さん» コメントありがとうございます!頑張ります!いろいろ案を書いてくれてありがとうございます!いろいろ考えてみます! (2015年5月15日 20時) (レス) id: b992a17143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彗. | 作成日時:2015年3月4日 20時