街の外れ 貴方side. ページ9
綱道「そんなバカな・・・・・・羅刹が全滅だと。」
羅刹は全員倒すことができた。
私は原田さんの隣にいた。
綱道の正面では匡兄が銃を構えていた。
匡「これで終わりだ、綱道。」
匡兄はゆっくりと引き金をひいた。
ところが、
匡「くそっ、弾切れか!」
匡兄は弾を入れ直そうとしていた、
すると、綱道は懐から何かを取り出した。
⁈
爆弾⁉︎
綱道「甘かったな!これで終わりだ‼︎‼︎」
A「匡兄、危ない‼︎‼︎‼︎」
私が飛び出そうとしたのを、原田さんが止めた。
そして、原田さんは手に持っていた槍を投げた。
その槍は見事に綱道の腕に命中し、綱道は手から爆弾を落とした。
その爆弾は綱道の足元に落ち、爆発した。
A「っ・・・・・・・。」
爆発の風によって、砂などが巻き上がってきた。
原田「大丈夫か?」
原田さんはさりげなく私を庇っていてくれたみたいだった。
A「はい、ありがとうございます。・・・あっ、匡兄!」
私は、匡兄の方を振り向く。
匡「大丈夫だ。」
よかった。
A「綱道は⁈」
見ると、匡兄の前にはいなかった。
匡「ここに落ちた。上がってこねぇところを見ると、多分。」
そう言って、匡兄は首を横に振った。
つまり、
A「終わったってこと?」
匡「ああ、そういうことだな。」
原田「よく頑張ったな。」
二人に優しく言われて、私は気が抜けてしまったのか、その場にへたり込んでしまった。
原田「⁈大丈夫か?」
A「はい、大丈夫です。ちょっと安心したら気が抜けちゃって。それに、原田さんの方が怪我してます!」
致命傷という感じでは無かったが、原田さんの手から血が流れていた。
原田「こんくらい何でもねぇよ。」
匡「それより原田、お前これからどうするんだ?新選組を抜けたんだろ?」
A「そうなんですか⁈」
原田「ああ、まあな。」
じゃあ、原田さんはこれからどうするんだろう。
私も匡兄と同じ質問をした。
原田「俺は・・・。」
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作者名:彗. | 作成日時:2015年2月3日 22時