京の街にて 貴方side. ページ17
原田さんは真面目な顔になった。
緊張する。
でも、言うためにここまで来たんだから。
私はひとつ深呼吸をして原田さんの顔をまっすぐ見た。
A「原田さんに、言われたことを考えて、それの答えを言わないと、と思って。」
原田「それで・・・・・答えは?」
A「・・・・・・・・原田さんと一緒にいたいです。」
その瞬間、私は原田さんに抱きしめられていた。
原田「本当か?本当に俺を選んでくれたのか?」
A「はい。ちゃんと匡兄にも許可を取ってきました。」
そして、私も原田さんを抱きしめ返した。
原田「正直、不安だったんだ。お前は、俺より不知火達を選ぶんじゃねぇかって、思ってた。」
原田さんは少し震えていた。
A「確かに悩みましたけど。匡兄ともう会えないわけじゃないですから。」
原田「A。」
そう言って、原田さんは私にキスをした。
原田「俺を選んでくれて本当にありがとよ。」
A「原田さん、大好きです。」
原田さんは少し顔が赤くなっていた。
本当に本当に、大好きです。
8人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:彗. | 作成日時:2015年2月3日 22時