京の街にて 貴方side. ページ15
とりあえず、京の街に行くのはいいけど、ひとまずどこに行こう。
原田さんは京の街にいるとは言っていたけど、どこにいるとまでは言ってなかったし・・・。
ひとまず、あのいつもの茶屋にでも行ってみようかな。
表通りは人が多くて、新選組もたまに通っていたので裏通りを通っていた。
ここを曲がればつくというところまで来た時、数人の男に囲まれた。
なにこいつら。
男「ちょっと俺たちに付き合ってくれねぇか。」
はあー、要は私がか弱い女だと思って襲いに来たってこと?
あんたらよりは断然強いつもりだけど。
まあ、普段は銃は見えないようにしてるからだけど。
ひとまず、なるべく穏便に済ませよう。
A「すみません、私はこれから行かなければならないところがあるので。これで、失礼させていただきます。」
そう言って、行こうとすると前を塞がれた。
男「まあまあ、待てよ。」
そう言ってその男は私の肩を掴んできた。
A「離してください!」
銃で撃ち殺すことも出来るが、今はまだ昼間。
銃声は目立ちすぎる。
どうしよう。
こうなったら素直に助けを求めるしかないか?
A「誰か!たすけ・・・ンぐっ⁈」
口を塞がれてしまった。
男「そうはさせねぇよ。」
?
なんか視界がぼやけてきた。
もしかして、睡眠薬?
油断した。
目が閉じかけた時そこに現れたのは。
原田「A‼︎」
A「はらだ、さん。」
そこにいたのは、原田さんだった。
原田「俺の女に手ぇ出してんじゃねぇよ!」
男「原田って、あの新選組の⁈」
そいつらは、ヤバイなどと言いながら、私から手を離し逃げていった。
原田「大丈夫か?おい、A⁉︎」
私の意識はそこで途絶えた。
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作者名:彗. | 作成日時:2015年2月3日 22時