屯所にて 原田side. ページ40
俺はAのもとへ走った。
すると、
A「来ないでください!」
俺は、驚いて止まってしまった。
するとAはすごく辛そうな顔をしながら話し出した。
本当の名前は「不知火A」、京の街には羅刹を倒しに来たということ。
そして、俺のことはなんとも思っていない。
むしろ、嫌いだ、と。
けれど、あいつは今にも泣きそうだった。
あんな顔させたくねぇって思ってたのに。
くそっ!
俺は、Aが持っていた小刀を槍ではじき飛ばした。
そして、
俺はAのことを抱きしめた。
Aはとまどっているようだった。
A俺の腕から逃れようと必死に暴れていた。
A「離してください!貴方のことなんか・・・。」
俺はAの顔を見た。
Aは泣いていた。
原田「じゃあ、なんでお前はそんな辛そうな顔をしてんだ、なんで泣いてんだよ。」
俺はAの涙を拭ってやった。
A「⁈私、いつの間に・・・・・。」
俺は、覚悟を決めた。
こいつのことを守ってやりてえって、ずっと一緒にいてぇって思ったんだ。
だから、
原田「A。俺は、お前に心底惚れてる。お前を敵だなんて思えねぇよ。」
俺はAを強く抱きしめた。
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作者名:彗. | 作成日時:2015年1月23日 22時