推しに恋して何が悪い。《stpr 《桃

君に恋して3日目 ページ6

・


「A〜！！！！！！！」



叫びながら近づいて来るのは

私の親友 片岡 千。

優しいのだが腹黒い。うん腹黒い。

「Aと我が付き合ったら、我の方が背が圧倒的に高いから我が攻めだね☆」とか
ほざく変人でもある。




「今日も可愛いね。さとみくんに沢山ファンサ貰った？」


『貰ったよ。千は？るぅとくんに貰ったの？』


「貰った。んで死んだ。」


『分かる。』



そんな会話をしながら近くのファミレスに入って

適当に注文をする。



「え少なくない？もっと食べてよ。」


『いや足りるから大丈夫。』


「ならいーけどさ。」



食事をしながら今日のライブについて語り合う。

推しのここがめっちゃ良かったとか
歌い方が好き過ぎてヤバかったとか。

オタクっぽい会話をしながら…オタクだけど。

いつの間にか、もう19:00。
そろそろ帰らなきゃ。



『もう19:00だし帰ろっか。』


「そだね…帰ろっか。でも！自撮りしない？」


「いいよ〜」



ﾊﾟｼｬｯ


すとぷりポーズを決めた私とるぅとくんのよくやるピースをした千。
何枚か撮って解散。

ばいばいと手を振り合って解散。

電車の中で今日のライブについてツイートする。
さとみくんと本当に仲のいいFFさんしかフォロー承諾していない鍵アカで。



さくら@kagi_sabu


今日のライブ、最高でした…！
さとみくんとっても格好良くて
ダンスも歌も凄かったです！
また会えるの楽しみにしています！



っと。
さとみくん、見てくれるかな？

あ！さとみくん、ライブの自撮り上げてくれてる！
格好いいなぁ…！

家に着くまで時間があったので
イヤホンをつけてさとみくんの歌ってみたを聴く。

たまに裏声になるのがめっちゃ好き。

私の家は少し遠いので5曲以上は聴けるだろう。
電車の中も空いてきた。

いつの間にか私と一人の男性しか乗っていなかった。

君に恋して4日目→←君に恋して2日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す